希望する「K保育園」への申請を無事に済ませ、
次はいよいよ、運命の面接の日を迎えました。
園長先生との私たち親子の初対面の日です。
面接に向かう前、私は弟(次男)に、こんなことを
言って聞かせていました。
「いい?お兄ちゃんはね、みんなよりも出来ないことが多いの。
だから、ママと一緒にお兄ちゃんを助けてあげてね。」
「君は、ウルトラマンなんだよ。
弱い子を助けてあげる、ヒーローになってね」
私の言葉を、じっと聞いていた次男は
「わかった!おれ、ウルトラマン!」
と、なんとも頼もしく答えてくれました(笑)
*
そして、いざ、ドキドキの面接へ。
しかしながら緊張していたのは私だけ。
保育園に着いた途端に、息子たちは、大はしゃぎ。
2人で園内中を走り回り騒ぎまくりの大嵐状態...
これは、面接どころでは無い…
怒鳴っても泣くし、どうしたものかと私が考えていた時
見かねた園長先生が、
「座ってくださーい!」と叫びました。
すると、なんと!
あの「ウルトラマン」が動いたのです。
次男がお兄ちゃんの腕をぐっと引っ張ってきて
どうにか椅子に座らせました。
私は、その光景を見ながら思わずスゴイ!エライ!
お前はウルトラマン!と、心の中で叫んでいました。
*
そんな大騒ぎのなか、
園長先生からわたしに、いくつかの質問が続きました。
そして、最後に、こう聞かれました。
「お母様。お母様は子供にとって、
一番大切なものは何だと思いますか?」
私の心の中には、はっきりとわかっている答えが
あったので迷わずに、
「それは、親の愛情です。
そして、それを伝えることです。
どんなに大切にしてても、
伝わらなければダメだと思います。」
と、答えました。
園長先生は、一瞬びっくりされたような
表情をされましたが、すぐに優しい笑顔で
こうおっしゃいました。
「そうですね。当たり前のことのようですが…
本当に、それが、一番ですよ。」
*
面接の締めくくり。
私は息子たちの名前を呼び、
お尻をポンポン叩きながら言いました。
「ほら、園長先生になんて言うの?
この保育園に通いたいなら、ちゃんとおねがいしなさい!」
すると、さっきまで暴れていた兄弟2人は
園長先生の前に並び、
声を綺麗にそろえて言ったのです。
「この保育園にいれてください!おねがいします!」
この時の様子が、めちゃくちゃ可愛くて。
今でもハッキリと覚えています。
*
それから一か月後、
市役所から一通の封筒が届きました。
中にあったのは、
「入園許可証」
長男の育成保育、次男の通常入園
同じ保育園に一緒に通うことができる。
何よりも、育成保育が叶ったことは
私の中で息子の成長に大きな希望になりました。
私たちの新しいスタートの年になる。
私は何度も、神様、ご先祖様の導きに感謝を伝えました。
ありがとうございました。