一昨日、昨日と、レッスンが続きました。(1日にお一人ですが。。笑)
新米先生の私にとって、本当にありがたいことです。全エネルギーを注いでいろんなことをお伝えしています。
でもこのお二人、何気に本当にすごい。
一人は私と長年、歌ってきたゴスペルの仲間。
今回、初ソロライブで初ジャズ。。。
元々音楽に熱い人だけど、吸収力半端ない。
小さい子を二人育てながら、仕事もしながら、歌う時間をきっちりと作ってくる。
人は『やらなければならない』では動けない。本当に『やりたい!』と心から願えば、時間もお金も力も湧いてくるのだと思う。
もうお一方は私の元の会社の、同じビルで働いていた女性で、私のライブにはかかさずと言っていいほど、来てくださる女性。
歌なんか歌ったことない、ジャズも私のライブ以外で聞いたことない。
そんな彼女が私のレパートリーのジャズスタンダード「Cheek To Cheek」にチャレンジしています。
音をとるのが初心者じゃなくても結構難しい曲。でも、少しずつでもできるようになっていく過程で、「歌えるって楽しいんですね〜」と笑顔になっていくのを見るたびに、無情の喜びを感じるのです。
私のレッスンは、発声とかする前に、まず歌っていただきます。
そして、その方がうまくいかないところの音や体の状態をよく観察させていただいて、それからどんなストレッチ がいいか、どんな発声のメソッドがいいか、ブレスの練習はどうしたらいいか?を組んでいきます。
ボイトレやってます。というと
「高い声ってどうやって出すんですか?」とか
「アーティストの◯◯みたいな声を出したいんです」
と言われることが多いです。
もちろん、音域が広いのはいろんな歌を歌える機会が増えるし、憧れのアーティストの真似をするのは上達の近道の一つには違いないのですが、、、、
そんな方々に私がいつもお伝えしたいなと思うのは。。
「あなたのそのままの声を、まず見つけるところから始めませんか?」ということです。
人って、音楽に限らず、私も含めてですが、「自分は不完全」だと思っています。
でも、いざ教えるという立場になって思うのは、人が、本当にリラックスして、体を整えて、大きく息を吸えるようになって、リラックスして、声を出すとと共に息を楽に吐くと。。。
ものすごーくキレイな音が出るんです。
もちろん、高い音も、そのアーティストのような声に近づけることもできなくはないけど
出発点は『自分の声の美しさに、まず気がつくこと」
そこがまずスタートだと、20年以上歌ってきてようやく気づいた私です。笑
私の生徒さんにはそんなに遠回りをして欲しくないんだよな〜と思います。
あなたは、あなたの声は美しいんです。