あまりに遅い、今年初のブログです

 

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

 

 

 

♢♢まずはお知らせをひとつ♢♢

 

 

既にご存知の方も多いと思いますが、

 

今週22日(木)より

 

uguisuさんのアクセサリー展が始まります

 

私の元にも素敵なDMが届きました

 

 

 

 

 

 

彼女の製作スタイルは、

 

気の遠くなるような緻密な作業の果てに

 

気品と明るさ、気楽さや愛らしさが

 

絶妙な塩梅でミックスされた、

 

まるで彼女の分身のような作品が

 

生み出される、そんな感じ

 

 

作品に込められた諸々が

uguisuブログにて綴られています

楽しいからぜひぜひ見てね

 

 

 

 

Jacalanda biz

アクセサリー展@ムロマメ舎(戸越銀座)

住所:品川区戸越2-4-3-1F

2月22日(木)13時~18時

2月23日(金・祝)11時~18時 

2月24日(土)11時~18時

2月25日(日)11時~16時

 

 

 

♦︎

 

 

 

いきなり個人的な話だけども、

 

今日は朝イチでひとり映画を観て来ました

 

 

 

 

 

こちらは映画のパンフレットですが、

 

このデザイン、誰が考えたんだろう

 

めちゃくちゃ練られてます

 

良すぎます

 

 

 

 

本日観た作品は

 

話題の『PERFECT DAYS』

 

レビューを書けるほど

 

その世界に精通していないため、

 

ここからは作品を観ていろいろ湧き上がった

 

個人的な考えなどを綴っていきます

 

若干のネタバレも含みますので、

 

ご興味のある方のみお読みいただけたら、と

 

 

 

 

 

 

 

結論として、とても良かった

 

いつも映画を観るときは

 

ほとんど前情報を入れずに観て、

 

その後、いくつかレビューを探すのが常ですが、

 

この作品は観賞後も、誰のレビューも観る気になれなかった

 

正解を求めるような作品ではなかったから

 

 

 

撮影の仕方をパンフレットで知ったのですが、

 

ほんとうに奇跡のような方法でした

 

それはシンプルに言えば、

 

フィクションをノンフィクションにする

 

というような撮影方法でした

 

 

 

架空の人物であるはずの主人公平山が

 

役所広司の形をしながら

 

映画の中に実際に生きて生活をし、

 

トイレ掃除の仕事を粛々とこなし、

 

それをカメラがドキュメンタリーを撮るかの如く追う

 

 

 

 

これが、どれほどの奇跡なのか…

 

こんなこと、ほんとうにあり得るの?と、

 

わたしは本気で震えました

 

途中からはテストさえなく、

 

最初からぶっつけ本番で平山を演じ続けたそうで、

 

それはすなわち、

 

監督と役者と撮影監督の感覚が

 

すべて一致していなければ

 

成立しないはずなのだから

 

 

 

 

この映画において

 

特筆すべき点は他に幾つもありますが、

 

(例えば音楽、例えば映像、例えば平山を表す趣味のあれこれ、

 

例えばホームレスの踊り、他にも無数に…)

 

 

 

そのどれもが、

 

もしこの奇跡的な撮影方法が成功しなかったら、

 

平山が生きる世界を

 

ここまで鮮やかに彩ることができただろうか

 

と、思うのです

 

 


なぜなら、

 

平山が自身の部屋に置く

 

本やカセットテープ、ガラケーひとつ取っても、

 

平山がここまで生きてきて、

 

続けたり止めたり捨てたりしながら

 

選びとってきた人生のかけら達なはずで、

 

 

 

神社で木々の枝越しに空を見上げる彼の目線や、

 

ひとり暮らしのアパートの部屋で

 

台詞もなく無言で生活する姿も含めて、

 

その日常が濃密なリアルとして観る者に

 

自然と受け入れられるからこそ、

 

それによって物語の解像度がよりきめ細やかになり、

 

わたしたちはエンターテイメントとは別の種類の感動を

 

彼の生きる世界に見出すことができる…

 

のではないかと感じるのです

 

(あくまで個人的な感覚ですが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この冬は、他に

 

『キリエのうた』『ゴジラ-1.0』を鑑賞して

 

どちらもそれぞれに熱く感動したのですが、

 

映像の完成度が高いほど、

 

演技や、台詞においての言葉選びに

 

リアル感のなさがほんの少しでも垣間見えたりすると

 

そのギャップに

 

スッと冷めてしまう感覚を覚えました

 

 

 

 

そのことについての

 

ひとつの正解を見せてもらった気がした

 

そんな風に考えるのはわたしだけかもしれないけど

 

 

 

 

それにしても

 

役所広司の演技は素晴らしくて、

 

台詞のないシーンの方がより深かった

 

あのような演技に辿り着くためにもきっと、

 

年齢を重ねることは必要だし、素敵なことなのだ

 

ビューティフルなのだ

 

いいなあ

 

おばさんのための『PERFECT DAY』も

 

作って欲しいなあ

 

と、本気で願った次第です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年が変わって最初の記事が

 

こんなに長くなったのも初めてかな

 

そして、例の如く日付をまたいで

 

相変わらずこんな時間になってしまいました

 

ここまで読んでくださった方がいたら

 

ほんとうにありがとうございます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年もどうぞよろしくお願いします

 

(遅……)