舞台「パーマネント野ばら」6月14-18日までの短い時間でしたが観劇に来て下さった皆様心から感謝しております!!
本当にありがとうございました!
西原理恵子さんの名作。
初の舞台化。
知人のご紹介で稽古期間中に西原先生にも奇跡的にお会いすることができお話が聞けて作品について聞くことができました。
「あなたが狂った女をやるのね!」
見て下さった方は分かると思いますが普通に見えるあたしが一番おかしい人でした。
「この作品は大好きでね、でも1つ思い残したことがあって。。。」
その言葉を聞いて演出家の加藤さんとも話して最後のラストが原作にはないストーリーとなりました。
いろんな女が泣き、強くなり、励まし合い、支えあい、弱い部分が胸に刺さる言葉が多かった。
あたしも毎日台詞が自分と重なってた。
主人公のなおこにそっくりだなって思う部分が多く終わってしまうのがとってもせつなかったです。
下ネタも多かったけどそれがとても切ないの。
「人のことを悪く言うと悪い気持ちと悪い言葉に自分がダメになると思う」
「100%我慢したって思うから80%分で良いから誰かに褒めて欲しい、欲張りなんやろか。生きていくのを褒めてもらうことはあかんことなんやろか?」
「あたしから◯○◯取ったらなにが残るの?」
「あたしたちはなにもなくて愛されたい。」
「好きがおらんなって怖くておかしくなりそうや」
「人はな二回死ぬ。一回目は生きるのをやめてしもうたとき。二回目は人に忘れられてしまうとき。人の心の中におらんようになったらいよいよ最後。今度こそ本当に死ぬ。二度と生き返らん。」
「好きやずっと。なんてないことはとっくの昔から知っている。
ずっとずっとすき。わたしは毎日小さい嘘ばかりついている。」
「そばに好きがあったら人生さ毎日正月だと思うよ、思わへん?」
「あんたが狂ってたらこの町の女みんな狂ってる、ええねん、私らは若い時世間様の注文通りの女ちゃんとやって来たんや。これからはあんたもあたしも好きにやらせてもらおう!な?」
西原先生がいらしてくれた日。
なおこの生みの親である母が来てくれてる気持ちでした。
ずっと胸がキュンとしてた…
カーテンコールで私がお見かけした西原先生は下を向いて泣かれてました…またそれで涙。
「終わったあと泣きながらお礼を言ってくれました。描ききれなかった事を作品にしてくれてありがとう」とおっしゃってました…と
やってよかった…なおこを演じれて良かった…
本当に素晴らしい作品に出れて幸せです。
関東人のあたしは関西弁に初トライ。長ゼリフと関西弁のダブルパンチでしたがキャストのみんなに助けられ乗り越えられた!
野ばらの女のよーにみんな素晴らしいキャスト陣に恵まれリアルなおこでした。
23歳の若手奇才演出家加藤さん。
生演奏と空間芝居。
セットの少ない舞台で付ける演出がとても新鮮でした。
変わってるがこれからが本当楽しみな演出家さんです!!
中村千尋ちゃんと素晴らしい生演奏も素晴らしかった…
Swallowtail Butterfly、エイリアンズ、キラキラ号
どれも素晴らしい歌声だった。ジーンとくる声。ずっと聞いてたくなる。毎日癒されてました!
是非カバーで発売してもらいたい!!
毎日が楽しい稽古場でした(^^)
また仕事が出来るよう願いながら想いに耽ようと思います(^^)
本当にありがとうございました!!
映画も原作も素晴らしいのでご覧ください(^^)