こんにちは！金子夏津依（なつえ）です。
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私に健康の大切さを気づかせてくれた次男のこと①
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2010年12月29日
3600gという巨体で生まれてきた次男。
生まれたばかりの赤ちゃんを
胸に乗せてもらった瞬間
「重っ！でかっ！」
と言ってしまったくらい。
その年は
ものすごく大雪だったと記憶していて
明け方に
まだ上手におっぱいが吸えない
生まれたばかりの次男に授乳しながら
外から聞こえる除雪車の音を
聞いていたのを覚えています。
生まれたでホヤホヤの次男
生まれて3日ほど
特に問題なく退院に向けて母子ともに準備している間
それでも私は
なんとなく母親の勘で
なにかおかしくないかな…？
と思っていました。
オシッコの出が悪い気がする。。
顔色も悪い気がする。。
なんかむくんでるなぁ。。
でも、助産師さんは「大丈夫よ〜」と。
何百人もの赤ちゃんを取り上げてきた
助産師さんが言うなら大丈夫。
そう自分に言い聞かせて
ようやく気持ちが落ち着いたころ
「金子さん、赤ちゃん、血中の酸素濃度が低いので、酸素室に入れますね」
大きな水槽みたいなケースに
1人隔離されて寝ている我が子。
（ほら。やっぱり。私の勘が当たったじゃない）
「自然と正常に戻ることもあるから」
先生や看護師さん、
助産師さんはそう言うけど
全然安心できなかった。
次の日。
「一度大きな病院で検査してもらいましょうか」
先生から説明を受け
次男だけ救急車で運ばれていき
私は必要な荷物だけ抱えて
パジャマのままタクシーに乗って
総合病院に向かった。
そのとき主人は新年会で飲んでいて（笑）
ちょっとほろ酔いの主人と
産後5日くらいのヨレヨレの私。
そんな頼りない２人が
NICUの片隅に座って
主治医の先生の話を聞いた。
「次男くんは先天性の心疾患で病名は【単心室】です」
「心室の壁がうまく発達せず、心室が1つのお部屋になっているので、血液の循環がうまくいきません」
「血中の酸素濃度が低いのはそのためです」
「手術する必要があります」
そんなようなことを
分かりやすく説明してくれた気がするんだけど
なんか、あんまり覚えてなくて
でも
涙も出なくて
手術のお金どうしようとか考えて
すごく冷静だったことは記憶してる。
先生の説明はあまり覚えてないんだけど
これは、先天的なもので
お腹にいるときに何かあったとか
そんなことでは絶対にないし
お母さんのせいじゃないですからね
先生の、この言葉だけは
私の胸に
しっかりと刻まれています。
それでも私は
私に何か落ち度があったんじゃないかとか
考えてしまうんだけど
先生が
嘘でも（嘘じゃないと思うけど）
こう言ってくれたことで
救われた気がしたから。
そのまま入院した次男は
生後１週間で１度目の手術を経験します。
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