「命の流れ」
3年前に買ってきた朝顔の種が、去年は勝手に芽が出て咲いていました。
今年は、去年収穫した種を庭のあっちこっちに植えて、今芽が出ています。
ふと、朝顔の芽をみていて、命の流れを感じてしまいました。
火葬場の控室にいらっしゃる遺族の方は、みんな顔が似ています。(当然親戚だから)
亡くなった方は天国に行ってしまったけれども、命の流れをくんだ人たちは今、ここにいます。
それが永遠に繰り返されます。
「朝顔のおばあちゃんは、紫色で凛とした優しいお花でしたよ」と孫の芽に話しかけていた私。
この姿、誰にも見られずによかった・・・。
「火葬場より。女子大生のしみじみノート」より抜粋
この前、私の子どもの頃のアルバムを見ていると、私の子どものときの顔と、今の娘の顔がそっくりでした
まるでコピーしたかのように、瓜二つ。
普段、娘と私は、「似ているね」とあまり言われないし、自分でも顔が似ているとは感じていなかったのですが
やっぱり親子ですね・・・子どものときの顔はよく似ています。
そういう私は、母にそっくりと言われるし、今の私は母の若い頃の顔によく似ているそうです。
当然、親戚みんな顔は似ています。
先祖代々から続く遺伝・・・。
たくさんの命のバトンを受け継いで今の私があるんだな。
そして、私のバトンをちゃんと受けとっている娘。
永遠に繰り返される大きな命の流れの中で、生きているんだなぁ、と改めて思いました。
一人、一人に命があるけれど、大きな流れの中で生きている一つの命。
だからこそ、命や生きることは尊くて、生命の神秘に感謝せずにはいられません。
- 火葬場より。―女子大生のしみじみノート/山口 奈津江
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あいちゃんと母。
読んでくれてありがとう。