マザーテレサ愛の言葉
心の清い人は幸いである。
その人たちは神を見る。
マザーテレサ
私がいるオフィスの窓からは、長崎港が見えます。
空一面に広がる青い空
太陽の光に反射してキラキラ光る海、海を囲む山、
朝になると港に入る、白くて大きな船。汽笛の音。
昨日ふと、窓の外を眺めると、その景色にほっと心が和んで、見ているだけでしあわせな気持ちになりました。
帰りにショッピングモールに寄ると、40代~60代の女性の視覚障害者の方が5~6名いらっしゃいました。
ヘルパーさんと一緒にショッピングに来ている様子で、みんなでお菓子をほおばっていました。
その方たちを見て、
「あぁ、今日私は窓から外の景色を見てとても癒されたけれど、
この方たちは、何かを目で見て癒される・・ということはないんだ」と思いました。
もちろん、自然の中で視覚を通してその美しさを感じることはなくても
風や香り、場所の雰囲気で感じていらっしゃることはあると思うし、
私が知らない他のことで、感動したり、感じていらっしゃることがあると思う。
だけど、私の日常生活の中で感じるような
散歩の途中で目に入ってきた色鮮やかなお花に癒されたり
美しい絵を見て心が和んだりすることはないんだな、と思うと
何かを見ないと、癒されないことがある自分を
ちっぽけに感じました。
美しい景色、可愛らしいお花に目がとまるときは
心にゆとりがあるときなんですよね。
イライラ、ぷりぷり、せかせかしているときって、いくら目の前に美しいお花があっても
目に入らないし、目に入ったとしても、何も感じなく素通りすることもあります。
だけど、そのときの心の状態が良いときは
小さな野の花が宝石のように見えたり
小鳥の声が、笛の声に聞こえたり、
見るもの、聞くもの、すべてが美しい姿を見せてくれるんですよね。
オフィスには毎日いるのに、窓から外の景色をしみじみと眺めてしあわせを感じたのは
昨日がはじめてでした。
本当は目の前に、美しい姿で存在しているものがたくさんあるんだから
もっと、目の前にある美しいものに目を向けていたいなぁと思うし
美しいものを見つけられるように、心清らかでいないといけないな、と
大切なことに気付かされた1日でした。
☆今日のメッセージ☆
心清らかに
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