2月14日に、まんまる助産院にて
「なぜ帝王切開が必要だったのか?」というイベントがあります。
もし帝王切開になったことで、心が痛い人がいるなら、助けになる企画だと思うので、ぜひ参加してみてくださいキラキラ

私も、助産院勤務の助産師でありながら、帝王切開を経験し、もう助産院でのお産は叶いません。
その時の様子と、今の気持ちを、ブログに書き留めておきたいと思います。


7年前に第一子を妊娠して、まんまる助産院と出会い、助産師を志したときから夢だった、助産院でのお産。
自分で赤ちゃんを取り上げたいという思いで、安産の為に散歩やお灸を取り組んだ毎日でした。
しかし、破水したら羊水の色が黄色くて、すぐに病院へ行くことに。ショックでしたが、知識がある故に、その必要性もわかるし、「絶対に自然分娩して助産院に戻るぞっ」と意気込んでお産に望みました。陣痛もすぐ来てもうすぐ子宮の入り口が全開大になるところで、進まず、医師の判断でタイムリミットとなり帝王切開を受けました。

生まれたときは「無事に元気に産まれてくれて良かった!私のお産はこれでよかったんだ!」と思いました。

しかし、日に日に、
「なぜ私だけ自然に産めなかったんだろう」
という気持ちが湧いてきました。

赤ちゃんは可愛いし、無事でよかったと思う反面、自分を責めるような気持ちにもなりました。

その気持ちが少しずつ落ち着いたのは、皆が私の気持ちを何度も何度も聞いてくれたからでした。一緒に泣いてくれる人もいました。

私にとって、帝王切開になって感じる「喪失感」は想像以上でしたが、それでも自分の気持ちを理解しようとしてくれる仲間がいたことが、何よりも心の支えとなりました。

今考えると、私の場合、出産の時に周りに自分の気持ちを素直に伝えられなかったことや、陣痛中、自分自身の事だけに集中しなければ進まないのに、周りの人たちに気を遣ってしまい、集中できなかったことで、赤ちゃんが「私に集中して!」と、サインを出してくれていたのかなぁと感じています。

赤ちゃんに限らず、子供って、本当親の私たちにいつもサインを出してくれるんですよラブラブ

自分の気持ちを素直に伝えられず、周りに気を遣いすぎるのは、私の性格の癖でもあるとは思います。それを命をかけて教えてくれた、娘に感謝しています。

「お母さん、もっと自分を大事にしてねピンクハート
ありのままでいいんだよ
って、伝えてくれたんだと思います。

そして、今は帝王切開という経験が、私にとって、とても必要な経験だったと確信しています。

もちろん、帝王切開が悪いとかということではなくて、私の場合は自然分娩への気持ちが強すぎたからこそ、この気持ちになったのだと思います。これは、帝王切開を受けた人だけでなく、助産院希望でそれが叶わなかった人も同じような気持ちかな。

自然出産を希望していて、帝王切開を受けた方は、今回のイベントに参加することで、帝王切開になったことの意味を感じ、「喪失感」か少しでも和らぐのではないかと思います。
皆さんの心が少しでも楽になりますようにキラキラ