私は一番上の娘を帝王切開で産みました。

初めから助産院で産みたくて、自分で子供を取り上げて、家族に囲まれながら産みたくて、今まで見てきたお産の理想が助産院のお産だったので、安産のためにできることを、10ヶ月間、後悔しないようにやりました!
毎日のお散歩、お灸、肉や油や甘いものは控えた食事など。(まあ、たまに羽目を外して食べたりはしていたけど)

お産は破水から始まったのですが、その時羊水が黄色かったのです。私はNICUでも働いたことがあったので、すぐにどういうことが起きているかわかりました。
つまり、これは羊水混濁といって、お腹の中で赤ちゃんが普通はしないうんちをしているために、透明のはずの羊水が汚れた状態です。これは、赤ちゃんに何らかのストレスがかかったときに起こると言われています。

私はすぐに助産院に連絡しました。
助産院の助産師さんに、「どういうことかわかるよね?」と言われ、もちろん私は赤ちゃんの命が一番だと思ったので、「病院に行きます」と即答しました。

病院について、モニターで赤ちゃんの状態を確認すると、元気だったのて安心しました。
また、破水をしたことで陣痛も来たので、とりあえずこの陣痛で何とか産んで、助産院に戻らせてもらおうと思っていました!

体の準備をしていたからか、子宮口8~9cmまで8時間で順調に進みました。しかし、その後がなかなか進まなかったのです。
陣痛は規則的に来ているのに、とにかく腰が砕けるような強い痛み、なのにいきみたい感覚が全くないのです。(通常子宮口が10cmで全開になるといきみたくなります)

その後、気づくと4時間あまりが経過しました。(通常子宮口全開になってから、およそ2時間くらいで産むのが順調な経過です。)

いつまでもいきみたい感じもなく、ただひたすら腰が砕けるような痛みが続いていました。
医師も、初めから羊水が汚いというリスクもあるため、「あと一時間で生まれなければ、帝王切開だね。」と告げました。
羊水が汚いと、生まれる時に赤ちゃんが羊水を吸い込んで、呼吸障害を起こすリスクもあるのです。
その不安もあったけど、とにかくあと残された一時間で何とか産もうと、分娩台で必死にいきみました。でも、全然降りてきません。

結局一時間が経過して、帝王切開になったのです。

でも、赤ちゃんの事が一番心配だったので、元気な産声を聞いたときには、涙が溢れて止まらず、「本当にありがとうキラキラ頑張って産まれてきてくれてありがとうキラキラ」と胸がいっぱいでした。

すぐに抱っこさせてもらえて、本当に幸せな気持ちでしたピンクハート

しかし、その後日に日に「私はなぜ自然に産めなかったんだろう。安産って何なんだろう?」と自分に問いかける日々が始まったのです。



その2へ続く