ある会社で起きている現在進行形

ノンフィックションを小説のようにしてみました。

 

 

実在する方で現在進行している話。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

旦那さんを早くに亡くした、42歳 PCが苦手な T子 は

自分の願望を叶えるために邪魔な人をなんとかして排除しようとする。

 

 

 

そんな T子が次に目をつけたのは

 

 

同期で27歳のA子。

 

 

A子は容姿端麗なメンヘラ。

 

 

 

何もしなくても可愛がられるタイプだ。

 

 

 

そんなA子は、T子が担当したい部署に配属が決まった。

 

 

 

このままだと来期の担当は外されるかもしれないと焦る T子。

 

 

 

 

つい最近同期のC子の排除が済んだばかりで残るはA子。

 

 

ちなみにC子の排除方法は、

研修時に宿泊施設での喫煙が発覚し解雇となったのだ。

 

 

 

毎年同じ時期に従業員200名以上が参加する研修。

 

 

毎年お世話になっている施設だ。

 

 

この施設が使えなくなると困る。

200名以上での予約、それも毎年。

 

宿泊施設を探すのはかなり苦労するからだ。

 

 

 

今回C子は、バスの運転手がタバコを吸っているのを見て

一緒に吸ってしまった。

 

 

喫煙スペースではないところで。

 

 

そしてそれを運悪く T子に知られてしまったのだ。

 

 

 

T子はその事を研修が終わり

会社に帰ってきた足ですぐに主任や同僚が沢山いる中で話だした。

C子はもちろん居ない。

 

 

そう、この時を待っていたかのように。

 

『私、C子さんが施設内で喫煙しているのを見ました』

 

 

それを聞いた主任は、どうにかしない訳にはいかず、

 

 

元々就業態度も良くなかったC子はこの一件で失職することになった。

 

 

 

研修が終わって、2週間後には退職となる。

 

 

 

勤務最終日、同期でホールに集まった。

 

 

その中には T子、C子、A子がいる。

 

 

他の同期もいる中 T子はC子に対して沢山の質問を投げかけた。

 

 

その一つに、来週の同期会は来るの?と意味不明な質問も。

 

 

 

そして同期でのおつかれ様会が終わり次第 T子はN主任のところへ走った。

 

 

 

同期で話した時の内容を事細かに報告した。

 

 

「先輩、A子さん信じられません、C子を質問攻めにしていました

それも、来週の同期会に来るの?とか聞いてました」

 

 

不思議に思ったN主任は、 T子が去った後 T子の同期が歩いていたのを呼び止め

同期で話した時の状況を聞くと

 

 

 

「T子さんはずっとC子に沢山の質問をしていて、

私は少し T子さんが怖いと感じました」と話した。

 

 

 

N主任は「ん?質問を沢山していたのはA子でしょ?」

 

部下「いえ違います T子さんですけど?」

 

 

 

 

実は数ヶ月前から会社に告発書が届いている。

そしてこのことはT子によって噂は瞬く間に広まり社内は大騒ぎだ。

 

 

 

 

この告発書はA子を告発するものだった。

 

 

そして、この相談をA子は同期の T子に全て話している。

 

 

 

 

N主任はこの告発書は、もしかすると内部の犯行ではないか?と

感じ始めていたのだ。

 

 

 

そこで気になっているのが T子だった。

 

 

 

T子はなんでもN主任に報告をしてくる、

部下の話すことや行動が全て T子から筒抜けだった。

 

 

 

その報告から、N主任は部下のA子に対して問題を感じていた。

 

 

 

A子宛に告発書が届いたのは5ヶ月前の事だ。

 

 

 

そこにはA子が、社内の男性と不倫していると、その奥様から届いた告発文だった。

 

現在も関係は続いているからA子を早急に辞めさせてほしいという内容だった。

 

 

ハガキサイズの紙にびっしり書かれた告発文は

PCで作られ印刷されたものだった。

 

 

そして名無し。郵便で届いたのだ。

 

 

消印は会社のすぐ近くの局だった。

 

 

この件についてA子にヒアリングしたところ

全く身に覚えが無いとのこと。

 

 

しかし相手の男性が誰かは書かれておらず、確認ができない。

 

 

 

 

そして数週間後、2枚目の告発文が社長宛に届く。

 

 

 

まだ辞めさせていないのですね。

 

今日会社へ訪問した際にA子さんの姿をみました。

 

どんなつもりで雇っているのですか?と。

 

 

そして数週間後さらに届く。

 

 

 

 

流石にどうすべきか社内で話し合いが行われた。

 

 

 

 

社長は何もしないと判断した。

 

 

 

 

そして数ヶ月が経過した時4枚目が届いたのだ。

 

 

 

それは今までとは違った

手書きの手紙。

 

 

 

とても特徴的な字で支離滅裂な話が展開された手紙だった。

 

 

 

 

ここで社長は警察へ相談することにしたのだ。

 

 

 

手書きの手紙を見て警察は

平仮名ではなく漢字に注目すると教えてくれた。

 

 

 

そしていったいなぜ4枚目は手書きになったのか。

 

 

そしてブレた内容。

 

 

 

警察は同一犯ではない可能性があると見解。

そしてこの4枚の手紙では警察は動けないという回答だった。

 

 

 

N主任と以前ペアだったY子はその手紙をまじまじと眺めながら

 

 

 

Y子「しかし、特徴的な字ですね〜お世辞でも綺麗だなんて言えませんねw

 あれ?前にもN主任とこんな話しませんでした?」

 

 

とY子が考え始める。

 

 

 

N主任とY子は 1年前の記憶の一部を思い出した・・・。

 

 

 

以前、社内部品を配布する際1人ずつ名前の記入が必要だったため 

T子に書いてもらった事を同時に思い出したのだ。

 

 

 

T子の字はとても特徴的で、かなり雑な字を書く。特に漢字。

 

 

その時N主任がY子に

 

「あ〜、、、、、 T子に書いてもらわなければよかったわ。。。これ見て?

 この字、、、、あーあー・・・」

 

と話2人で見て失笑していたことを思い出した。

 

 

 

そしてN主任とY子は、これまでに T子が提出した日報を見て気づいてしまった。

 

 

 

 

あの告発文が T子によるものだと。

 

 

 

それは確信に近いレベルだった。

 

 

 

そして、これまで社内で起きた不可解なことも全ての点が繋がるようだった。

 

 

 

 

犯人は・・・ T子 だ!!!

 

 

 

「なぜ彼女はそうしたのか②」へ続く。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

 

この話はノンフィクションで今起きてる話なので

また続き書きますね✨

 

 

お楽しみに〜!