息子が学校から帰宅してきた時間
その時私は夕飯の準備中
料理中、調味料いれたり、包丁で野菜を切ったり、フライパンで炒めたり焼いたりする時に私がしていることがある
今日はちょうど玉葱を切っている時にしていたのだけど、それをみた息子が
『ママ、危ない包丁使っとう時は目を開けな手切っちゃうで』
と、慌ててしがみついてきた
つか、包丁使っとう時に近寄ったらあかんやんっていつも言ってるのに…
ん…あれもしかして息子は今日初めて目撃したんか…
「大丈夫やで。いつもやってることやから、心配せんでもええよ」
と伝えると
『なんでそんなことしとん』
「こちゃるには言ってへんかったっけ、お母さんの目のこと」
『目がすっごく悪いことしか知らへん』
「お母さんの右目はね、殆ど視えてないんよ。赤ちゃんの時からずっとね。手術も3歳まで何回もしたくらい右目は悪いんよ。左目はコンタクトや眼鏡かけたらこちゃるよりは悪いけどなんとか視えるけど、左目もいつ視えんようになってもおかしくないんよ。」
『そうなんや…』
「だからバァバはお母さんが子供の頃からいつ視えなくなってもいいように、目を瞑って料理したり、家の中を歩いたり、時々外を歩いたりとできることを一緒にしてくれててん。だから今も毎日料理中に目を瞑ってしたり、家の中を歩いたり、掃除機かけたり、着替えたりいろいろしてんねんで」
『…………』
「だから、いつも元の場所にちゃんと戻してっていうのは、片付けの基本でもあるけど、目が見えなくなった時にお母さんが困らない為でもあるんよ。特にキッチンはね。」
『(私に抱きついて、息子半泣き)お母さん………わかった、僕今度からは気をつけるあと他に僕に出来ることある』
「うん、あるよ。夜外歩いたりしている時にお父さんとお母さんが手を繋いでいてもヤキモチ妬かないでね。お父さんの手を払いのけないでね」
『……それは無理‼︎』
「…………お母さん、暗い所は視えないから、お父さんが手をひいてくれてるんやで…」
『今日から僕がお母さんの目になる!!』
…という感じで目のことを話した
私の目になる発言…その気持ちだけありがたく受け取っておこうかな
元の場所にちゃんと戻す…は正直期待できないかな…
でもこの話を聞いて、私が息子になぜいつも
『目は大切にしなあかんよ。』
と言っているかを理解してくれた……かも
あっ、最後に息子は
『だからお母さんは眼鏡を4つも持っとんやな』
と……だから…ではなく、単なる服装などに合わせるのにあるだけやけど…
ま、いっか…うん
そんな我が家の今夜の夕飯は
・鰤のお刺身
・手羽中の塩レモン焼き息子リクエスト
・もやしと小松菜の炒め物
・ナスとベーコンのチーズ焼き(カレー味)
・野菜スープ
・もち麦入ご飯
鰤は母の知り合いが釣ってきて1匹貰ったとのことで、母からのお裾分け 新鮮でとても美味しかった
生魚を食べない息子もいつかは食べれるようになってくれるかなー