こんにちは、結婚16年でついに離婚を決めたカサンドラ妻natsuです。

先日、かつての同僚に久しぶりに会い、現在離婚協議中であることを報告しました。

「10年前から言っていたよね、カサンドラだって。そっかぁ、ついにかぁ。」と
額を押さえながら辛そうな顔をして、私の話を聞いてくれました。

あぁ、10年前から悩みを話していたのか。
そうだったんだ。
10年は長いぞ。
当たり前だけど、そう思った。


「カサンドラ症候群」と検索すると、

夫の発達特性が側目(はため)には見えないため


妻の辛さが伝わらないことが

一番のカサンドラ妻の苦しみだと表示されてくる。



でも、

うちのエピソードを聞いた友人は全員憐れみ、同情してくれました。



良く我慢したね、
それは辛いわ、
よく子供を〇さなかったね、
DV回復プログラムを紹介するよ、

そんなふうに言われました。


あれ?
じゃあ、
理解されているのに、なんでこんなに
辛いんだろう。

ずーっと、ずーっと考えました。

そうしたら、1つの答えが出てきました。
それは、夫を捨てることへの「罪悪感」でした。

夫には、
相手の気持ちが分からない、
他人に合わせて行動しない、
自分だけを優先する

という発達特性がありますが、

多様性のこの時代に

本人が悪気なくしているのに


それを理由に遂に見捨てるんですね。


生まれつきで仕方ないのに、
理解しようとせずに
今まで楽しいこともあったのに
見捨てるんだね。


もう1人の自分がそう話しかけてきます。

そう。

他人からの理解がないことではなく、

自分自身が自分の離婚するという決断を理解せず


ずーっと責めてくる。

今ならまだ戻ってしまえば大丈夫なんじゃない?
そんなことを自分が問いかけてくる。


一番自分の辛さに寄り添ってくれないのは
自分自身だった。

こんな地獄があるんだと、離婚を決めて
初めて知ったのだ。