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ひとつめはここじゃどうも息も詰まりそうになった
ふたつめは今宵の月がぼくを誘っていること
みっつめは車の免許とってもいいかななんて思っていること
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全部あとまわしにしちゃいな
勇気なんていらないぜ
ぼくには旅に出る理由なんてなにひとつない
手を放してみようぜ
冷たい花がこぼれ落ちそうさ
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✴︎くるり「ハイウェイ」より✴︎
しばらく
水の中で暮らしていた
陸では色んなことが起こっていたみたいだけど
水からあがる術もないし
あがろうという気にもならなかった
水の中はすべての動きが鈍くなるし
音も歪んでよく聞こえない
ジレンマのような気持ちももちろんあったけれど
一方で
ずっとこのままでもいいかなと思っていた
じわじわと
水中の微生物たちに身体を食べられていくような日々だったけれど
それもまあいいかな
と思った
少ししんどかったのは
コトバ
が消えてしまったこと
それだけ
今朝急に
あ
陸にあがった
と思った
でも耳はまだ水抜きができていないし
身体も水を吸ってしまってうまく動かせない
まぁいいや
どちらにせよ
陸にあがってきたらしい
ただいま
コトバは
少しずつ
取り戻そう