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両親との関係を簡単に書くと
父親に対しては、子どもの頃から、苦手、あまり好きじゃない、こわい(うちの父親はどちらかというとかなり穏やかな部類の人間)
母親に関しては、大好き、いつまでも お母さん でいてほしい

でした。

これがどう変わったかというと

父親に対しては、感謝、理解、興味、苦手意識はゼロ

母親に関しては、気があう人(笑)、変わらず大好き

といったところでしょうか。


こう書くと、父親との関係のほうが大きく進展したように思うかもしれませんが、父親との壁は、わりとあっさりと解消されました。

ターニングポイントともいえるのは母親との関係でした。


まず父親。

私は次女なので、昔から父と距離をとるのが上手でした。例えば受験とか、進路を決めたりする時など、親と話したりしますよね。でも姉が最初になんでもやってくれたので、私はその姉に隠れてのらりくらりと父との真剣な会話を避けてきました。あることがあってからは(両親のプライベートなので省きます)ほとんど実のある会話はしなくなりました。
でも、寺子屋を始めるには、この人と話さなきゃ。というより、その時の私は夢中で、とにかくやりたくて、その為ならただただやるべきことを1つ1つ片付けていく、という感じでした。
だから躊躇なく、父に真正面から話しました。自分の考え、想い。
たぶん父は面食らったと思います。ろくに話もしなかった次女が急になにやら熱くきたので。

色々話しました。
まず企画書を出すように。と言われ、お金の話なんかもしました。
自分の考えを言っては、厳しい意見を言われました。当たり前です。父親は、法華寺の今後の舵取りをしている人です。
1度完全に真っ向から企画を否定された時、うろたえたのは父親のほうでした。
いや、なつの根本の考えを否定してるわけじゃないんだよ。
と。(確か映画上映の企画でした。)
私が下を向いて黙り込んだので、落ち込んでいると思ったのでしょう。笑
私はその時考えていました。真剣に。うーむ、、、と。まったく落ち込んではいませんでした。落ち込むひまはありませんでした。

むしろ、うろたえた父親を見て、少しびっくりしました。あ、父親の顔してる、と。笑

そんなことをやっているうちに、自分でも知らぬうちに、父親への固まっていた想いはあっさりと溶けていました。

今は、他愛もない話もしますし、相談事は父親にすることが多くなりました。
真面目で、優しく、でも自分勝手で、ユーモアのセンスが少しずれている、面白い人です。
私は、父によく似ていると思います。


つづく。