ひっっっっっっっっさしぶりの更新になりました
見てくださる方、ありがとうございます
最近の私は、忙しくも元気に過ごしております
今日は、私の人生でそうそうない、
リアルな患者さん体験をしてきたので、
備忘録とどなたかの参考になればと思い、
久しぶりにブログを書こうと思い立ちました
昨日私は手術を受けました
日帰り手術でできる胸のしこりの手術で、命に係わる悪性度の高いのもではありませんでしたが、
取った方がいいとの結論にいたり、今回手術による摘出の決断をしました
決断するにあたり、考えたことは、
①身体的なメリット・デメリット
②費用
③仕事・家事・育児との調整
でした。
①身体的なメリット・デメリットについては、
メリット
・触ってわかるほどのしこりが物理的になくなる。
→触知できるほど大きなしこりがあること自体がストレスだった(悪性ではないとわかっていても)
・胸に痛みや違和感が出ると、そのしこりが原因なのではとすぐにネガティブなものとしてとらえてしまうので、そのストレスから解放される(実際しこりの圧迫による痛みもあります)
→母乳育児中におっぱいトラブルで苦しんだ時も、そのしこりが原因ではないかと本気で思って病んだほどです。。。
・検診で毎回指摘される苦痛から解放される
・年を取ってバストが垂れてくると、変形の原因になったり、しこりがさらに目立つようになる可能性が高く、それらのリスクをなくせる。
デメリット
・身体にメスを入れ、傷が残る
・しばらくは痛みやツッパリ感が残る
・周りの組織と癒着している場合は、剥離しなければならず、そうすると組織に炎症→癒着を起こし、バストの硬さや変形につながることがある
などがあげられました
メリットは、実際の痛みや違和感からの解放に加え、精神的なストレスからの解放が何よりも大きかったです
デメリットについては、3番目に書いたように、「しこりのないバストのために手術を受けるのに、また新たな悩み(=硬さや変形)に悩まされるかもしれない」というのが、最大の悩みでした
②費用 については、
今回の手術は保険適応ですが、私が生命保険に入る前から指摘されていることなので、
保険受け取りの対象にはならず、全額自分で払わなければならないので、
結構な出費が予想されました
そこまでお金を出して摘出するべきなのか。。。と金銭面でも切実に悩みました。
③仕事・家事・育児の調整 については、
仕事:日帰りでできるものだと前々からわかっていたので、仕事の調整はそんなに大変ではないと思いましたが、
手術日+1日は休みが望ましく、その後すぐに力仕事はできないなと思ったので、事情を話し、仕事の配置を考えてもらう必要がありました。
家事:これは旦那さんの理解があったので、大きな問題はなく、また私も寝たきりになるわけではないので、できる範囲でやることができると思いました。
育児:これには悩みました。まだ2歳になったばかりのまだまだ甘えん坊の息子なので、「お母さん抱っこ」と言われても2日間はできないことが心配でした。ほかにも保育園の送り迎えで、息子を自転車に乗せたり、逃げ回る息子を追いかけたりと、できないかもしれないと思うと、やめた方がいいかなあと思ったりしました。
ほかにもいろいろ考えることはありましたが、
主にこれらのことを何年もグルグルと考えていました。
そんな中、私が手術を受けようと決心できたのは、
♡旦那さんが理解してくれて、協力してくれると思えたから
♡信頼できる病院に出会えたから
でした。
もうこの2つは、手術や重要な治療を受けるうえで、めちゃくちゃ大事なことです
このような大きなライフイベントやターニングポイントでは、家族の理解・協力がないと、成り立ちません。
私は、長い独身時代から、いつも自分のことは自分で決めて、自分のいいようにしていくのが好きでしたが、
今は自分よがりの決断や行動では、自分も家族も幸せにはなりません
家族からの理解があり、応援してくれるからこそ、乗り越えられるものだと思います。
なので、私は旦那さんと話し合いをし、お願いしたいことを伝え、
旦那さんは快く理解し、協力してくれました
一人で悩まなくてもいいって、なんて安心できることか
そして病院選びもむちゃくちゃ重要です
今回手術を受けたところは、セカンドオピニオン的に訪れた病院でした。
というのも、最初の病院は、結構長く通っていたところでしたが、
雰囲気や患者さんへの態度、治療方針に少し疑問があったり、不明確だなと思うところがあったりと、
100%信頼できるとは思えない部分が正直ありました。
それでも長く通ったところの方が経過もわかっているし、いいかなと思ったりもしましたが、
やっぱり「手術するなら後悔したくない」と気づいたので、←当たりまえですが笑
いろいろと情報を集めて、今回の病院を受診することにしました。
そこの病院では、検査結果や治療方針をとても明確に説明してくださり、
手術方法も、私の納得のいくものでした←上記に書いたデメリットの3番目が起こりづらい方法でした
そして何より、担当してくださった医師が、
私の不安や緊張に共感を示す言葉をかけてくれたことが、大きな安心につながりました
私は看護師ですが、自分や家族の体のこととなると、途端に素人になります笑←看護師あるあるですよね
なので、医師やその他のスタッフがおっしゃることを信じるしかないのですが、
心から信じれるかどうかは、実際にコミュニケーションをとった際の雰囲気・内容・自分の中でしっくりくるかなどにかかってくると思います。
そこの感覚から逃げずに、自分の治療を受ける病院を見極めることが、手術を決心をする最大のポイントなのではないかな
「この先生やスタッフにお願いしたい」と思えることが、治療に対してポジティブに向き合える大きな一歩です。
それにしても、こんなにも患者は、医療者の心ある優しい言葉に救われるのかということを実感しました
これが大きな私の患者さん体験になり、自分も医療者としてこうあるべきだと心に刻みます
長くなったので、次回へ続きます
読んでいただき、ありがとうございます