夏休み。

 

毎朝目が覚めて、まず最初に頭に浮かぶのは、

友達と遊ぶために、

自分が自転車に乗って6~7km坂道を降りて行くか、

誰かがやってくるのを待つか、

どっちにしようかということ。

 

自分が出る時は、起きて早々に私にお弁当の注文。
 

数日続けて自分が行った場合は、

「そろそろ向こうがやってくるかな?」に賭ける。

お隣のイツエさんの家に孫のハルちゃんが来ているかどうかも、

もちろんチェック済み。

 

自分が出ると決めた日は、

8時半過ぎくらいになると、お弁当と水着をリュックにつめて、

おやつにとうもろこしの取れたのや、

自分で焼いたパンがあればいっしょに持って、

自転車に乗って、鉄砲玉のように飛び出して行く。

 

夕方、半ばヘロヘロになりながら帰宅。

 

そして、夜ごはんを食べてちょっと本を読んだら、

そのままバタンキュー。

 

もしくは成り行きで泊まらせてもらって、

その日は帰ってこないことも。

 

うちに誰かがやってくれば、

川に降りたり、野球やボール遊びをしたり、

 

部屋でゴロゴロ、

トランプやカルタもありつつ、

うちでもそのまま流れお泊りになることもあったし、

 

まあこの暑い中、

あっちこっちへ、ちょこまか動いて

遊ぶこと、遊ぶこと。

 

 
 そうやっている間に、
笑’のマイ畑は、草が伸び放題になっていた。
 
ある日、泣きながら私のところへ走ってきて、
「スイカがみんなカラスかなにかに食べられちゃってる!」
 
あらら。
いつもなら、カラスから守るために、
一玉ずつコンテナかぶせて、大切にしてたのにね。
 
幸いなことに、5つくらいはまだ残っていたので、
慌ててコンテナをかぶせた。
 
苗5本に、スイカ5つとは、
予想を大きく下回る個数。
 
しかも時期が遅いので、大きくなることは期待できず・・・。
 
 
 その後、反省したのか、
スイカの周りは、草がある程度刈られた。
 
完全に草に覆われて、遠目に支柱しか見えていなかったトマトも
腰折れ状態の姿が見えるようになり、
 
奥に植え替えした紫蘇は、2本だけ残っていたらしく、
小さく葉を広げ始めた。

 

 

スイカは小玉スイカよりさらに小さいくらいで成長が止まり、

昨年抱えきれないくらいジャンボに育ったものと同じ品種だとは、思えないサマ。

 

それでも完熟を迎え、

試しに食べたら、真っ赤に熟れて甘かった♪

 


「おいしいじゃん。よかったね。」と言うと、

「へへへ (*^o^*)」と、

テレの入ったホッとした笑顔を向けてきた。

 

もちろん、去年並に大きく立派に育ってもよかったけど、

一学期、ほとんど学校へ行かずに家で過ごしていたし、

思う存分毎日友達と遊び倒せたのはよかったよね。


 

見た目は小さいけれど、

充実した味の濃いスイカは、

今の笑’そのまんまに思えた。

 

 

 この夏、川で今まで連れて行ってもらえなかった淵で、

兄達のように高い岩からジャンプすることもできるようになったし、

泳ぎも上手になった。

 

パン焼きは、天然酵母パンをマスター。

トマトや野イチゴから酵母を起こして、

さらに美味しいパンが焼けるようになった。

 

 

 夏にやり残したこと、ある?

と聞いたら、

「カイやコダマ(猫)と一緒に寝たいなあ。」

 

 

それって夏にやり残したことなの・・笑?

 

布団で粗相をしてしまうので、

寝室に入れなくなった猫達。

 

それでも猫といっしょに寝たいなら、

まず自分1人で寝れるようになるのが先かなぁ。