パンが上手に焼けるようになった頃、突然笑’が
「うどん打てるようになりたいから、教えてくれる?」
と、Fuに頼んだ。
たまたま家族みんな揃っていた時で、
しかも私も知らなかったので、
一同おっどどろいた。
もちろんFuはOKで、
家族みんなそれぞれ、
「そりゃいい思いつきだ。(^~^)」
「楽しみにしてるぜ。(^ε^)♪」
「うどん打ちが増えるの、ありがたいなぁ・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:」
などと励ましと期待の声をかけて、
笑’もにこにこ。
そして数日後、
早速ご指導開始♪
時々傍にいて聞いていると、
かなり細かいところまで丁寧に教えていて、
本人のやる気に応えたって感じ。
Fuも嬉しいんだろうなあ。
今までうどん打ちは、
笑’はほとんど見るだけだった。
生地を寝かしている間に、
Fuに言われたことを忘れないようにメモノートに書いたり、
教わる場面では大真面目。
他の人がくつろいで、本を読んだり、ギターを弾いたりして、
夕食までの時間を過ごしている時も、
マンツーマン指導は続いて、
「切るのが一番面白い!」
手打ちうどんは、
2升炊きの釜で一度に多く茹でると、水温がすぐ上がらずにダレるので、
うちでは生地500g~600g分、2人分ずつ作り、
順番に食べる。
最初の組と二番目の組が食べている間、
打つ人は、せっせと伸ばして切り、
片付けを終えた頃が自分の食べる番となる。
いつも一番最初に食べていた笑’が、
みんなのために黙々とうどんを打つ姿は、
なかなか印象的だった。
そしてその数日後、
「忘れないように、今度は1人でやってみる。」
と、Fuがバイトに行った日に1人で準備。
Jirが笑’が書いたメモを覗き込む。
「オレじゃ、これ見ただけじゃできないな。
もううどん打ち、全然憶えてない。
オレより笑’の方ができること、どんどん増えてきたなあ。」
ある程度大きくなってから、料理に積極的なのはFuと笑’で、
WacとJirは、もっぱら物作りが中心。
もちろん、留守番の時など、
頼めば1食作ってくれたりするが、
自分からあまり台所仕事にやる気を示さない。
1人で打ったうどんは、途中苦戦する様子もあったが、
美味しくできて、自信をつけた。
香川では、うどん屋の主を大将と呼ぶ。
それを真似て、これまでFuを大将と呼んできたが、
これで女将も誕生♪
これからも美味しいうどん、
どんどん打ってね♪