トマトの苗を初めて自分で育てようとした時、
こんな小さな種が、ちゃんと売られてる苗みたく大きくなって実をつけるのか、
心配だった。
それが今や、トマトほどたくましい作物はないんじゃないか
と思っている。
とくに在来タイプは恐ろしいほど。
私達家族の腸を通過したあと、
堆肥化する間も種の生命力は守られ、
元肥の一部となってあちこちの畑に分散。
気温があがってくると、秋まで時間差で、
次々と湧くように発芽していく。
すでに作物というより雑草化していて、
遠慮してると、かぼちゃやとうもろこしや芋蔓にからまりながら大株になって、
本来育てたいものを押しのけて成長していくので、刈りまくっている。
そんなパワフルなトマトが大好きな笑’さん、
刈りまくられてもあちこちに生き残ったものを、
いつの間にかチェック。
「トマト摘んできたよう~♡」
と、Tシャツが伸びるんじゃないかってくらい
おなかに入れて持って帰って来る時もあるし、
その場でお花摘みのごとくしゃがんで、
もりもり食べていることもある。
1~2歳くらいの頃から、消えたと思うと食べ物のところにいた人だから、
この習性はずっと続く気がするなあ 笑。
ある日ご近所さんのお勧めにより、
すりこぎとマッシャーでトマトジュースを作ってみたところ、
生かじりの方が自分は好きだ、という事を発見して(笑)
その後の残りは放置。
翌朝私がふと見たら、気泡があがっていたので、
フタを開けたら「プシュ♪」
いい感じに発酵していたので、
パン種にしたらパンが焼けるよ、と伝えたところ、
寝起き直後でぼんやり不機嫌だったのが、
パンと聞いてバッチリお目めに。o(〃^▽^〃)o
早速小麦粉をまぜて酵母作り♪
最初はいい感じでぽこぽこしていたので、
大事そうに自分の棚に置いて眺めていたものの、
丸一日過ぎたら興味が去ってしまったのか、
これまた再び放置 (^_^;)
目につかないところに置いたので、私もすっかり忘れていて、
気づいた時は、発酵が弱まってしまっていた。
それでも酵母くんはなんとか腐らず生きていたので、
パンはあきらめて、パンケーキ風に焼くことに。
ほとんど膨らまなかったけど、焼いた本人はトマト色に満足。o(^▽^)o
そして香りだけはちゃ~んと天然酵母だったので、
兄達もその香りにつられて、台所に集合。(^▽^)o
さらに、
「ひまわり油で食べようよヘ(゚∀゚*)ノ」の案に、
みんな目がピカピカ
この姿を見ていて、
母は久しぶりに天然酵母にリベンジしたくなりました。