yanyanと畑で種まきをしていたら、
「yanyan、自分の畑がほしいんだよ。もう何度もいってるじゃないか!川・ε・川」
と言われた。

ああ、そうだった。
種まきを始めたら、場所を決めようって話してたんだよね。

 3兄弟もインコ達用の雑穀畑を作る前は、
順番に自分のミニ畑をもって、
あれこれあまり苗を植えたり、好きな花の種を蒔いたりしてたっけ。

早速yanyan用の場所をあけて、
ちょうど植え頃になったいんげんの苗をいっしょに入れたら、
すぐに畑らしくなった。

 MY畑ができたyanyanは、
かなりはりきっていて、

そのあと余ったキャベツの苗を入れたり、
畑で自然発芽した大豆を植えかえたり、
じゃがいもの芽をかいたものを、「もったいないよ。」といって持ち帰ったり、
大事な葉っぱを食べちゃう虫がいないか、
葉っぱを裏返して確認したり、
そのせいで葉っぱが折れて泣いたり、
雨がふらないからと水やりをしたり、
せっかく土についた苗の場所を掘り起こして移動してみたり、
これまで3兄弟がやってきたのと、ほぼ同じことを繰り返している。

昨日は、兄達に「そんなことしたら枯れちゃうよ」と笑われて、
猛烈に怒って反撃していたっけ。

ふふふ、やってみてわかるんでいいんだよ。
君達だって、そうやってやってきたからわかったんじゃない( ´艸`)。


 それにしても、自分の畑をもつというのは、
一人前って認められたような、
誇らしい気持ちにもなるらしい。

「yanyanの畑でね」と話す時は自信満々な表情だし、
収穫の頃になったら、
いつも以上に目をくるくる輝かせて、
収穫物を台所に持ってくる姿が、もう目に浮かぶ。

余った苗をわけてあげるつもりが、
だんだん選んでもっていく苗は、遠慮がなくなり、
一番元気に育っているものを主張するように。

これは3兄弟の時は、OKできなかったなあ。


右手に鎌、左手に小さいジョーロを持ってはりきって畑にむかう後ろ姿を見ていたら、
tokiも手をとめてyanyanを見ていた。

お互い目くばせして微笑み合う、皐月晴れの朝。