一般病棟に移ったあとは、酸素、点滴、尿カテが2日くらいで終了になって、内服治療のみに移行。

ちなみに今現在の内服薬は


・ジャディアンス

・アゾセミド

・アルダクトン

・ビソプロロール

・ニコランジル


です。


リハビリも順調に進みました。

200メートル歩行ができるようになってからは、リハビリ室でエアロバイク10分漕ぐ心臓リハビリを続けてます。


リハビリが進んでシャワーOKになった時はすごく嬉しかったなぁ。

お風呂は命の洗濯って言うけど、本当にその通りだと思います。

シャワー浴びて、髪と体の汚れを落として石鹸のいい匂いに包まれると、生まれ変わったような気持ちになる。

単純に気分も上がるし。


食事は間食とかは特にせず、大人しく病院食の減塩食(塩分6g)を食べてました。

個人的には減塩食美味しくて、言われなかったら減塩ってわからないくらいで特に不満もなかったです。

ただ、元気になってくるとちょっと口寂しくなってきて、甘いものとコーヒーが恋しい……。


それで主治医の先生にダメもとで聞いてみたところ、塩分高すぎないものなら間食OK、コーヒーも飲んでいいよと許可が出たのでウキウキで病院の売店に買いに行きましたスター


久しぶりのチョコの甘さとコーヒーの苦さのなんと美味しかったこと!!

今はちょこっとだけ間食するのが入院生活のささやかな楽しみですニコニコ


そんな感じで入院生活を過ごしつつ、心不全となった原因検索のための検査も進めていきました。


私の場合、入院時のEFは18%くらい、心臓はまんまるに拡大してて、そのせいで僧帽弁の逆流もあり。

CK上昇はなし、BNPは5000くらいまで上昇。

不整脈は入院すぐは少しあったけど、全身状態の改善とともに改善。

エコー所見も踏まえると、急性心筋炎ではないだろうとの見立てでした。


それじゃあなんでこの歳で慢性心不全に?ってことで行った検査は心臓MRIと心臓カテーテル検査です。


【心臓MRI】

心筋の変性などを見るために行うもの。

造影剤(ガドリニウム)を使いました。

私はこの造影剤で特にこれといった副作用はありませんでした。

MRI自体は痛くないけど、何度も息止めしないといけなかったのが大変でした。寝落ちしていられない。

音もうるさいけど、ヘッドフォンしてくれて、そこからジブリのオルゴール曲が流れていたので癒されました。

検査の結果は、、、


「繊維化うっすらあるようにも見えなくないけど、はっきりこれだと言える所見なし」


要は、MRIでは原因わからずということでした。



【心臓カテーテル検査】

私の場合は、一回の検査で冠動脈造影、心筋生検、右心カテーテル検査(心臓の圧や拍出量を調べる)の三つをしました。


手首と首から針刺してカテーテル入れます、と言われて、ビビりながら迎えた当日。

顔にも体にも覆布をかけられるので何されてるか見えないけど、逆にそれが怖さを軽減してくれてよかったです。

針刺す時とか逐一先生が声かけて教えてくれたからっていうのもある。

首も手首も局所麻酔がまず痛い。

でもそのおかげで穿刺の時の痛みはあまりなかったです。

手首は麻酔で血管がキュッと収縮しちゃったらしく、手首より少し上の方で取り直しになったけど泣くうさぎ


カテーテルが血管内を進むとき、なんとなくその感覚がわかるから痛くないけど気持ち悪かった。

あと、手首のカテーテルから造影剤入れると手がものすごく熱くなるのがちょっと嫌な感じだったかな。

でもそれよりも何よりも!

冠動脈の攣縮を誘発する「アセチルコリン負荷試験」というのをしたのですが、それがほんっとーーーーーにツラかったえーん


これ、20マイクロ、50マイクロ、100マイクロと徐々に濃度を上げて負荷するんですが、私20マイクロの時点で見事に陽性で、薬剤投与した途端胸がグーっと苦しくなって、脈が一気に増えて、冷や汗ドバーッと出て、息苦しさもあって、死ぬんじゃないかってくらい苦しくて(涙)

その時心電図ではSTも低下してたみたいです。

それなのに50マイクロまた負荷されて、当然同じ症状出て死ぬほど苦しくて、なんかもうそれでいろんなこと全部嫌になってしまってボロボロ泣いてしまった。

で、100マイクロ負荷するってなった時に耐えきれず「嫌です」って思わず言ってしまいました。

そしたら先生が「本当は100まで負荷するんだけど……やめようか」と言ってくれて、負荷試験はそこで終わりになりました。

本当は頑張った方が良かったのかもしれないけど、もう無理だった。

やめてくれた先生には感謝してます。


あと、心筋生検もまた別の辛さがありました……。

生検のために首のカテーテル(シース?)を入れ替えるんですが、まずそれが痛い。

そしてそれを生検できるいい位置に持っていくために力一杯押したり引いたりされるんですが、局所麻酔してても痛い。

とにかく痛い。

拷問みたいだったそれを、覆布の下でシクシク泣きながらひたすら耐えました。

生検そのものは、心筋をちぎられる痛みなんてのはなくなんともなかったです。

とにかく首が痛かった、それだけ。


放心状態で聞いたカテ後のICでは、


「心臓の圧はそこまで高くないし、拍出量も思ったより悪くない。冠攣縮はあるけど、一次性のものか二次性のものかは不明。冠動脈の狭窄はなし」


とのこと。つまり、ここでもはっきりした原因はわからず

生検の結果は二週間ほどかかるようなので、それ待ちです。


原因がわからないから今後の見通しもはっきりせず。

うーん、この状態しんどいなあ。