Vendanges 収穫 & TV出演のお知らせ | パリ7区 ワイン・シャンパーニュに囲まれたくらし

パリ7区 ワイン・シャンパーニュに囲まれたくらし

フランスワインに恋して、フランスにやってきました。
日本でのワイン輸入業を経て、
パリ7区・エッフェル塔付近に落ち着いてから早7年。
フランスの日常生活あれこれ・ワインについて綴っています。

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早いもので、あっと言う間に11月となってしまいました・・。

 

前々回の結婚のお知らせの後、ブルゴーニュの収穫に3週間行ったり、ビザの関係で
日本に1週間ほど一時帰国をしていたり、バタバタとしていたとはいえ収穫のことも
アップできず、いまさらで本当に失礼しました(T_T


 

突然ですが、テレビ出演のお知らせを少しさせてください。
11月15日(土)21時から、NHKプレミアム BS3チャンネルの「世界で一番輝く瞬間(とき)」
という番組のなかで、今回お世話になったブルゴーニュのドメーヌ・シモン・ビーズにて
ヴァンダンジャー(収穫人)ワインエデュケーターとしてなぜか私が登場します!


番組自体はNHKのアナウンサーのかたが旅をして、世界でその瞬間(とき)だけに

見れる美しい光景などをお伝えする番組なのですが、私も、収穫のいきさつなどの

インタビューに答えたり、収穫・醸造の際の様子をお伝えしたりしています。(そしてなぜか

醸造家と監督の間に入って通訳などもしました・・)

 


アナウンサーのこみてるさんとの対談にて

 

 

ピジャージュなど、ブルゴーニュでのワイン造りのうえで欠かせない、ただ危険が

伴うため注意が必要な作業の際も、撮影前にアナウンサーの方にやり方をお伝えしたり、

ょっと役に立てたのが嬉しかったですブーケ1

 

 

※ピジャージュ・・・

人が直接大樽に入り、ブドウの皮や茎などの固形物から成る層(シャポー(帽子)といいます)を足で踏み崩します。ブドウの皮からの色素や、香り成分の抽出、または酸素を送り込んで酵母を活性化させ、発酵を促すための作業です。発酵中は樽の中に二酸化炭素が溜まっていて人が窒息する危険があるため、操作の際には注意が必要です。


 

 

こんな感じ

 

ところで、2014年の収穫について、9月の話で(913日~)申し訳ありませんが、せっかくなので少しレポートさせていただきます。 太陽に恵まれた2014年の収穫、畑には美しいブドウがたわわになり、期間中も素晴らしい天候にも恵まれたヴァンダンジュ(収穫)となりました。

 


今まで働かせて頂いていたドメーヌでの、気心が知れた醸造チームとのワイン造りは、宝石のようにきらきら輝いた時間でした!!!宝石赤キラキラ

 

 


 
 

ここで、収穫人の生活をちょっとだけご紹介・・・

毎日まだ薄暗い朝7時から皆で車で畑に向かい、朝日が昇る瞬間を見ながらブドウを切り

始めます。手早くブドウを切るために中腰で切り続けるため、段々太ももと腰に負担が

かかってきます。ハサミも鋭いので、手を切らないよう注意が必要。(畝の両側から切る場合は

特に、互いの手を切らないよう細心の注意が必要です)


 

段々と陽が昇ってきた10時頃には朝食隊が畑まで朝ごはんを運んでくれ、サンドイッチ用の

バゲット、ハム、チーズや、コーヒー、白ワインでピクニック状態。おなかがふくれた後は、

昼までずっと中腰でブドウを切り続けます。

切ったブドウはカゴチームの背負うカゴ(パニエ)に集められ、トレーラーに集められます。

ブドウをカゴに入れる際に首筋にブドウ汁がかかるあせる時があるので注意(べたべたになります)

また、ブドウをトレーラーに入れるときに、ブドウの重さに身体が持っていかれないように

トレーラー内に落ちないように)これまた注意が必要です。

 

皆でとったブドウは新鮮なまま醸造所に運ばれ、選果チームによって健全なブドウのみ

選ばれます。黒ブドウはそのまま大樽に入れられ発酵の段階へ、一方白ブドウは圧搾機に

かけられ、絞りたてのブドウジュースはステンレスタンクに入れられ、発酵へと移ります。

 こちらは白ブドウ。軽く選果をしてすぐ圧搾します

 

 

 

午後は、ブドウ収穫チームはブドウを切り続け、醸造チームは毎日朝・夕方とピジャージュに励み、畑も醸造所も終日慌しい雰囲気です。


 せっせとピジャージュ中
 

ブドウ収穫チームに話を戻すと、今回の収穫で一番思い出深かったのが特級畑である

コルトン・シャルルマーニュの収穫。機械も入れないような急な傾斜で、皆で力を合わせて

ひと房も摘み残さないように斜面を登りながらブドウを切り、一息つくごとにペルナン・

ヴェルジュレス村が目下に美しく広がっていたことを思い出します。


(お休みの日に、仲良くなったフランス人ヴァンダンジャー達みんなとドライブ馬改めて畑を見下ろせました)



また、ブドウ収穫の最終日のお楽しみのひとつには、ポレ(Pauléeというお祭り!最後の畑のカットが終わった後には収穫人の皆でブドウの葉の冠をかぶり、 ブドウを運ぶトレーラーも

花いっぱいに装飾され、町中に響き渡るほどのクラクションとともにドメーヌに帰ります。

 

その後は美味しいワインと食事とともに宴が始まり、一緒にブドウを切ったチームと

別れを名残惜しみながらも楽しくどんちゃん騒ぎ!

ドメーヌのワインをたくさん頂いたり、ギターでの演奏とともに、みんなで踊ります。

 

 

 

 

そして、収穫の第二章はこれから。醸造チームはその後1週間半ほど、土日もなくずっと

ワイン造りに励みます。毎日のワインの成分分析やピジャージュはもちろん、ワインの

樽詰めや、来年の出番まで約一年間眠り続ける機材の洗浄・片付けを済ませて、やっと

のんびりモードに。後は醸造チームだけのポレで今年の豊作を祝い、お互いをねぎらいます。

 



今回収穫に参加をして、本当にワイン造りは肉体労働とたくさんの人たちの協力によって
支えられているものであり、その分美味しいものが出来上がった時の喜びがわかり、感動しました!

これからも、ワイン・シャンパーニュの楽しさを届けられるように、

私も頑張ろうと思います。

 

これからも、皆さん応援くださいますよう、どうぞ宜しくお願い致します!!!

 

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