最近、生きるってなんだろうと


よく考える




大学の講義がはじまって


色んな障害や疾患について勉強している




なかでも特に引っかかるのは


ヒトはみな


いや、


生あるものはみな


どうして老いるのだろう




老いるということ


すなわち身体機能が衰えて


できないことが増えていく




認知症は死を恐れないための


神様からの贈り物だよ


なんてことばをはじめて聞いたときは


なるほどなぁ


そんな見方があるのか


素敵だなぁなんて


思ったりもしたけれど


なにも80年も90年も生きることないじゃないかって


思ってしまう




毎日おなじ


朝起きて


満員電車に揺られて


苦しいなぁと思いながら


それでも黙って働いて


家に帰ってまた眠る




この繰り返しになんの意味があるのだろうか


どうして人は生きることを強いるのだろうか




大切な人もなく


やりたいこともなく


ただ生かされるがままに生きているから


こんなこと考えるのだろうか




飲食店ではたらいていると


ごはんを作ってそれを食べにくる


世界中いたるところで


こんなおままごとの延長みたいなことをしてるなんて


うまく言葉にできないけれど


やっぱりなんだか


ニンゲンは変だなぁとつくづく思う




獣のように


飢えれば狩って食べて眠って


そっちの方がずっとずっと


イキモノらしい気もするんだ




そんなこと思いながら


明日も満員電車で通学する


代わり映えのしない日々がまた1日増えていくんだ