近年、大手3社は独自のCRSを展開することで流通支配力を高めることを急いでおり、排他的なCRSが参入障壁となる可能性はある。

我が国の航空産業における実際の競争に当たっては、既存事業者の費用水準自体の違いに注目すべきである。

大手航空会社の平均費用構造には大きな差があり、この差異は規制政策の結果である。

仮に国内線の競争導入が進んだとしても現状から判断する限り国際線については今後も2国間協定を核とした規制体制が残る可能性が大きい。

この国内、国際面での分担関係の固定性を考えれ、費用格差の問題が依然として残ることになり、そのことが国内線の参入障壁として機能する可能性は十分にあろう。