バイト先でよく同じシフトに入る人、ここでは先輩と呼ぶ。

その先輩と仲の良い人が店の常連であり、よくMONSTERを買っていくから俺の中では「MONSTERの兄貴」と名付けていた。

それからしばらくした日に、MONSTERの兄貴は素手で熊を倒したい夢があるという話しを聞き、「熊殺しの人(未遂)」と改名される。

俺「その人バキとか好きそうですね」

先輩「大好き」


そして最近、熊殺しの人と先輩経由で仲良くなり、バイト後に雑談したりパズドラをやったりすることが多くなった。ちなみに熊殺しの人はよくアベンジャーズのキャプテンアメリカのTシャツを着ているので今では「キャプテン」と呼んでいる。







そんなある日のことである。


キャプテン「俺が熊を倒したいって話しは知ってるか?」

俺「先輩から前に聞きましたよ」

キャプテン「よし、じゃあ熊の倒し方を教えてやるよ」

俺「アッハイ」





キャプテン「友達が山に別荘をもってるからさ、毎年その別荘借りて山籠もりしてんだ。そして山の中を歩き回るんだけど未だ遭遇出来てねぇ」

俺(本気なんだな)

キャプテン「だけどな、熊と戦う時のシミュレーションは何百回もやったから勝つ自信はあるんだよ」

俺「どういう戦略なんです?」

キャプテン「まずは遭遇するだろ?基本四足歩行のやつらも遭遇したら二足歩行になって威嚇してくる。その後両手で攻撃してくる訳だが、あいつらの手なんか短いからちょっと動けば躱せる。そしてしばらくすればあいつらは脚がもたなくなり四足歩行に戻る。その時、戻すと同時に前に倒れて来たところを顎に思いっきり膝蹴り。俺の膝蹴りは1トンあるから結構なダメージが入るはずだ」

俺「思ってた以上にちゃんとした戦略でしたわwww」



膝蹴りの重さはどうやって測ったのか今になって気になっているので今度聞いてみることにする。ちなみに僕が高校生の時にゲーセンでミドルキックの重さを測ったら300キロちょいでした。ああいったものは正確性微妙なんだろうけど。



キャプテン「まぁ俺の膝にも相当な反動が来るはずだが大丈夫。脚なんて飾りだ。そんでひるんだところを背後にまわってチョークスリーパー(いわゆる首絞め)を仕掛ける。それでもダメなら目に腕突っ込んで脳をつぶす」

俺「バーリトゥードですなぁ…」

キャプテン「熊以外に像とかでも勝てるな。皮膚からダメージを与えることは素手じゃ不可能だから牙に乗って目から脳をつぶす」

俺「結局目と脳にたどり着くんですね」

キャプテン「あとさ、クジラの体内から人間が出てくるって話しよく聞くじゃん?俺だったらあえて飲み込まれて胃袋から手刀で体外まで脱出してみせるね。胃液で溶かされるか俺の手刀が勝るか。あと、クジラと戦う時は3か月手刀をひたすら鍛える。まぁ勝ったとしても指はボロボロになるだろうけど大丈夫。手なんて飾りだ」

俺「何でも飾りじゃないですかwwwww」


その時、酸素が持たないだとか暗くて何も見えないというツッコミは出来なかった。なんか妙に説得力があったのだ。



キャプテン「他に倒し方知りたい動物いるか?」

俺「そうですねぇ…」

そういえば前にめちゃくちゃ強そうなカンガルーの画像を見たな。






俺「カンガルーはどうやって倒しますか?」

キャプテン「カンガルーか、あいつらと戦う時は3か月ひたすら腹筋を鍛えるね。腹蹴りの威力に耐えられるかで決まる」

俺(次は腹筋なのか)

キャプテン「まずは相手の頬を軽く叩いて煽る。向こうも軽く叩いてきたらまた繰り返す。何回か繰り返したらそのうち全力で殴ってくるだろうからひたすら殴り合いだな。でも奴らの筋力は伊達じゃねえ。勝つか負けるかは五分五分ってとこだな」

俺(つまり、熊=像<クジラ<カンガルーの図が完成するのか)



とまぁ、こんな感じで猛獣の倒し方のレクチャーをしてもらいました。参考になったという方がいたらキャプテンも喜ぶでしょう。

テンプシー(^ω^三^ω^)ヒュンヒュン