事件記者チャボ 第14回
水谷豊
伊藤蘭
渡辺篤史
有川博
園田裕久
相田寿美緒
井上高志
伊藤彰洋
華れい子
石見栄英
寺田農
沼田爆
柚木章子
竹田光裕
大澤一彰
叶年央
植草ゆう子
折尾哲郎
吉田和孝
富樫寛
千石則子
賀原夏子
藤木悠
藤岡琢也
企画
高井牧人
脚本
宮田雪
音楽
羽田健太郎
音楽ディレクター
鈴木清司
主題歌
「何んて優しい時代」
作詞 水谷豊
作曲 水谷豊
歌 水谷豊
(フォーライフ・レコード)
編曲 瀬尾一三
原案
読売新聞社
制作
高橋靖二
永野保徳
プロデューサー
菊池昭康
演出
高井牧人
製作
日本テレビ
ユニオン映画
口裂け女を見たチャボ。
誰も信じてくれない。
口裂け女は昭和54年に話題になっていた。
口裂け女は小学生が作った都市伝説だった。
四国からはチャボの乳母・今出トラがやってきて、お見合いを目論んでいた。
再び現れた口裂け女。元大使館の廃墟にいることをチャボが発見する。
精神病院の医師と看護師が女を連れ返しにやってくる。
女は一夫多妻制の国と知らず大使館員と結婚し、多数の妻の存在を知って精神異常となり日本に送還されていた。
子供受けを狙っている節のある事件記者チャボ。
ふざけ過ぎ、子供向け過ぎる、との批判も多く視聴率も伸び悩み、以前の「日本テレビ水谷豊ドラマ」ほど評価は得られなかった。
ふざけ過ぎ、子供向け過ぎる、との批判を受け、翌1984年秋スタートの水谷豊ドラマ『気分は名探偵』は真面目に控えめに作った。
しかし控えめさが仇となり低視聴率、1978年から続く「日本テレビ水谷豊ドラマ」は打ち止めとなった。
水谷豊低迷期が始まる。
しかし水谷豊は関西テレビ単発サスペンスに出演し、後ろ暗いダーク水谷豊という水谷豊本性を見せつける好演。
満を持して日本テレビ火曜サスペンス劇場『浅見光彦ミステリー』に主演した水谷豊、高視聴率でシリーズ化、子供向けから完全に脱し新境地の水谷豊。
復活の兆しを見せる水谷豊。
テレビ朝日/石原プロモーションは「西部警察の夢よ再び」と超長期化を目論み、三菱自動車の協力で三菱ギャランΣを壊しまくるスーパー・アクション・ドラマ舘ひろし主演『ゴリラ警視庁捜査第8班』は古舘伊知郎ゴリラ解説も虚しく低視聴率、1年で終了。
テレビ朝日/石原プロモーションは立て直し体力回復のため一旦、退場を決める。
つなぎとしてテレビ朝日は1990年春から半年、水谷豊ドラマ『ザ・刑事』を差し込む。
1990年秋からテレビ朝日/石原プロモーションは舘ひろし主演『代表取締役刑事』を放送開始。
「舘ひろし嫌悪憎悪」松田優作の「舘ひろし挑発」で「舘ひろし」を激怒させた松田優作。
水谷豊は松田優作の大親友、親の相棒で、松田優作の「舘ひろし嫌悪憎悪」に共感していた。
松田優作の大の親友・真の相棒である水谷豊は舘ひろしドラマのインターバルに使われる。
親の因果が子に報う
ではなく
松田優作の因果が水谷豊に報う
となった
水谷豊。