今さらながらだけど、私のスポーツ歴を紹介していなかったので、この機会に。




 昔からスポーツが好きだったのではない。小中高の12年間は剣道をやっていた(2段持ってます)。小学校低学年は水泳、中学年はサッカーやソフトボールを趣味程度で少しかじった程度。

くどいようだけど、はっきり言って、スポーツ少年という言葉はまったく当てはまらない。高校のときは「だるいな~」が口癖のような、先生から言わせれば「面倒」な生徒だった。高校のマラソンも全力で走ることはなく、後方で友人とおしゃべりしながらやる気なし走行。体育祭でも全力で参加することはなかった。

 そんな私を変えたのが高校3年のオーストラリア短期留学。何事も「だるい」と感じていた私が留学に興味を示すはずはなかったが、父に半ば強引に説得され、とりあえず行ってみることに。そこで待ち受けていたのは異文化の面白さ。世界が広いことを実感したのだった。尊敬する父に感謝!

 受験勉強など、そっちのけだったけど、大学1年の冬、ホームステイ先のファミリーに会いに行こうと、ふと思った。で、どうせ行くならオーストラリアを旅行して回るかと、一人旅に出ることに。そこで一人旅の面白さにハマる。結局、学生時代(前半)は一人旅に費やしたと言っても過言ではない。大学生は金はないけど、時間はある。なんでもしようと思えばできた。小田実の「なんでも見てやろう」という本があるけど、私は「なんでもしてやろう」と何事にもチャレンジすることを誓い、高校時代とはまるで反対の人生を送ることになった。

 金をためるため、死にそうになりながらバイトした。中でもオイシかったのは塾の講師。時給2000円。文系なのに数学と理科を教えていた。自慢じゃないけど、40点しか取れなかった生徒を90点代まで伸ばし、塾長から信頼(?)されていた。なんで、一人旅に行くため「1~2カ月ほど休みます」と言っても許してもらえていた。こんなワガママを聞いてくれた塾長に感謝×感謝だ。季節労働みたいに強制的に1カ月、缶詰になって働いたこともあったなぁ。懐かしい。

 大学生活後半は、ちょっとマジメに勉強した(と思う)。まぁ、大学院も含めて8年間も大学生をしたんだから、当然と言えば、当然か。「研究?」に遊んだような気がする。論文も学会に提出し、本も2冊ほど出したしね。

で、そのときに、マラソン好きな恩師がいて、その教授がいつもトレーニングしている2.2キロを10分以内で走ったら単位をやる、という話を真に受けて始めたのがマラソン。最初は2キロなんて果てしない距離に感じて、「こんな距離を走るなんて人間じゃない」と思っていたけど、次第に少しずつ走れるようになってきた。

 そうすると、人間、欲がでてくるもので、ハーフマラソンに挑戦、次はフルマラソンと、だんだん距離を伸ばしていく。NHHAマラソン、おきなわマラソン、ムーンライトマラソン、ヨロンマラソン…などなど、多くの大会へ出場。すべて完走するものの、4時間を切ったことはない。ハーフは1時間40分ほどで走れるんだけど、長距離がどうも苦手。なんでかな~と思っているうちに就職し、社会人に。

 学生時代とは異なる生活環境、深夜までの仕事、不規則な食生活、飲み会などが重なり、1年で10キロ太る事態に。。。運動もしなくなり、だらだら生活が始まる。

ある日、仕事中心の生活が嫌になり、太った体を何とかしようと思い付いたのが自転車。このころになると仕事も慣れ、時間的にも余裕が生まれていた。購入した自転車はキャノンデール。2009年のゴールデンウィークを過ぎたころだ。納車したその日の夜に沖縄市までサイクリング。いきなりパンクし、深夜に悪戦した記憶が懐かしい。翌日はいきなり名護へ遠征。「自転車って面白い」と感じ、休みの日を中心に自転車三昧。痩せようと思っていたので、食事はほとんど取らなかった。当時は「補給」や「ハンガーノック」という言葉すら知らず、な~んにも食べないで、ひたすら自転車に乗っていた。おかげで痩せられた。もちろん、「朝練」なんてキツそうなことはまったくせず、ひたすら楽しむだけ。ぶらりと自転車に乗っては沖縄の美しい風景を楽しんでいた。

 そんなとき、職場の先輩に「キッズ朝練に来い」と業務命令。恐る恐るキッズ店に電話。2010年4月のことだ。でも、やっぱり恐ろしい。みなさん、めっちゃ速そうで、明らかに場違いな雰囲気だった。しばらくは土曜朝練のみ参加。というか、日曜の練習会の存在すら知らなかった。もちろん、レースに参加するなど思いもしなかった。

仕事でもお世話になっているカミダさんの勧めで、初めて恐る恐る参戦した屋我地ロードレース。申し込みする直前まで迷っていたが、実際に参加してみるとメッチャ面白い。が、思うように走れず、悔しい気持ちでいっぱい。そこで思った。「もっと早いチャリに乗ったら勝てるんじゃない?」と、ヤラシイ気持ちがよぎり、数ヵ月後にはコルナゴの速いバイクを購入。いつの間にか自転車レースにハマってしまった。そこから本格的な自転車の練習が始まる。気がつけば自分一人でも朝練をやるように。。。

 ランも頑張った。自転車仲間のマタさんに勧められ、土曜朝練終了後のラン5キロに参加するようになったのは夏ごろだろうか。久しぶりのランに軽い感動を覚えつつ、それでも自転車が最優先でトレーニングに励んでいた。が、NAHAマラソンで昔の感覚が蘇った。「やっぱランも面白いや」。ということで、バイクとランを並行して取り組むように。

 そして現在に至る。次はワイドーマラソンの100キロが目標だ!!!