なぎさホテルは逗子海岸(神奈川県)の海辺に建つ洋館ホテルです。
小説「なぎさホテル」は昨日逝去した
伊集院静さん書き下ろしの一冊。
伊集院さんと なぎさホテルの結びつきは、大学時代を含め10年間の東京暮らしに終止符を打ち、実家山口県に帰る決断をする。彼が30才のころだと思います。
実家に帰る前に一度は湘南の海を見てからと思い、東京駅で横須賀線逗子駅の切符を買ったこの事が、のちに起きる偶然と偶然の重なり合いから、なぎさホテルでの7年間の暮らしが始まる。
なぎさホテルの7年間こそが、作家を目指した原点の場所となり、道が少しづつ開けて行く。
女優夏目雅子さんと鎌倉での出会いそして結婚も、なぎさホテル暮らしの時の出来事だった。彼女が存命なら今66才。
小説 なぎさホテルは読み応え万点の一冊です。
合掌