日本である程度の仕事の経験を積み重ねてきた現役看護師は、次のステップとして海外への進出も考えられる。海外で看護の仕事経験を積むことによって、国際的な感覚を身につけることができる。

 ただし海外に進出して看護師として活動するためには、事前の準備が欠かせない。海外で生活したり仕事でも最低限必要となるのが語学力である。海外での他人との意思疎通のためには、少なくとも英語での日常会話ができる語学力が必要不可欠となる。また海外で看護の仕事の経験を積むつもりであれば、医療用語など専門的な単語もある程度はマスターしておかなければならない。

 そこで現役看護師が海外へと進出するにあたり、語学力強化のための勉強は念入りに行った方が良い。例えば、英語の基礎力を磨くため英会話教室に通う方法が挙げられる。また医療の現場で通用する本格的な英語を身につけるため、家庭教師を雇うという手もある。マンツーマンで集中的に英語の指導を受けると上達が早く、短期間で語学力を伸ばす効果が得られる。

 いずれにしても、勉強で日常会話やあるいは仕事で通じるほどの語学力を身につけるためには、学習期間のために少なくとも半年や1年以上の時間的余裕は見ていた方が賢明である。将来の海外進出に備え長期的な準備のプランを立て、あらかじめ語学力を伸ばすための十分な勉強を行っておけば、海外進出はスムーズに行うことができて渡航先での言葉の面で悩まされる心配がなくなる。

 いくつか語学力強化のための勉強について述べたが他にも効率的な勉強法がある。それについてはこちらを参照して欲しい。