今日さくらちゃんに会いに行った。

明らかに雑草まみれだ。

そんな事も気にせずさくらちゃんはいつもどおりマイペースにのしのし歩いている。

少し話しかけてみたところ、

「ランポスの皮下さい」

いきなりオネダリですか?貴女毎日皮、皮って一体何に使ってるの?


さくらちゃんが来てからかなりの時間、ギルドナイトのコスプレで街をうろつくことが多くなった。

この姿で狩りに行くと何故か1回多く素材を剥ぎ取ることができるのだ。

こんな事をする為に作ったわけではないというのに、さくらちゃん専用の衣装になってしまったようだ。

これを作るのにはかなりの時間と労力を要した。

しかし完成して自分の姿をじっくりと眺めてみると…凄いのだ、もみあげが。

あまりこの姿でうろつきたくない。


話を少し戻して雑草の事なのだが、私の脳裏にある出来事がよぎった。

それは昨日のさくらちゃんとの会話。


管理人には何故かプレゼントを贈ることができるらしい。


庭を任せている猫がたまに掘り出し物だとかでアイテムをよこすことがある。


その中に肉焼きセットとよろず焼きキットというのがあった。


私はシャレのつもりでその2つをさくらちゃんにプレゼントした。






「え?これ、いただけるんですか?ありがとうございます。丁度欲しかったんですよね。」


なんだか喜んでいた。少し心が痛んだが、しばらく雑談などをしているとさくらちゃんが何かを渡してきた。









「あの…これ。そう!ギルド。ギルドから送られてきました。受け取ってくださいね。」


中身は薬草1つでした…


お前、庭から引っこ抜いてきただろう。私はそう思った。


この瞬間心の中に何かが煮えたぎるような感覚が襲ったが、きっと彼女もそうだったんだろう。

その結果が今日の雑草だ。

そう思いながら私は大名ザザミを倒しにいくのだった。



何故、ギルドから送られてきた監視人にビクビクしながら生活をしないといけないのだろうか…

明日からはそろそろ所持金が心許無くなってきたので金を稼ぎに行かなくてはならない。彼女と戯れる時間はなさそうだ。しかしポイントだけは忘れずに貰わなくては。