政府の借金は、実はお金の発行であるということについて、少し詳しく説明します。
すみませんが今回は簿記がわかる方限定です。
まず銀行の初期バランスシートを作ります。簡単のため、資本金だけがある銀行をイメージします。
(銀行のバランスシート)
資産 |負債
――――――――――――――――
当座預金 |資本金
次に政府の初期バランスシートを作ります。簡単のため、何もない状態からスタートします。
(政府のバランスシート)
資産 |負債
――――――――――――――――
(無し) |(無し)
政府が公共サービスのために国債を発行し、お金を集めるとします。この時、銀行が国債を買い、銀行は当座預金から政府に支払いをします。
それぞれのバランスシートは以下のようになります。
(銀行のバランスシート)
資産 |負債
――――――――――――――――
国債 |資本金
(政府のバランスシート)
資産 |負債
――――――――――――――――
当座預金 |国債
次に、政府は集めた当座預金から国民に公共サービスのために支出をします。支出をすると、国民の預金口座にお金が入り、同時に銀行の当座預金も増えます。
※実際には小切手を経由した中間処理がありますが、そこは割愛します。
(銀行のバランスシート)
資産 |負債
――――――――――――――――
国債 |資本金
当座預金 |預金
(政府のバランスシート)
資産 |負債
――――――――――――――――
純損失 |国債
以上が一通りの流れになりますが、これでわかりますでしょうか?
国債を発行して銀行からお金を集め、支出をすると国民の預金口座が増えるという流れになっています。
だから
政府の借金=お金の発行
ということです。
また、ここで注目して欲しいのは銀行のバランスシートで、最初にあった当座預金はそっくりもとに戻ります。
このお金でまた国債を買うことができるため、永遠にこのプロセスは続けることができます。
【まとめ】
・政府の借金は、お金の発行である。政府の借金によって、国民の預金が増える。
・銀行の国債買い付け余力は永遠に無くならないため、国債発行に限界など無い。
最近見つけたアカウントで零細応援さんが書いていたのですが、「国債発行は通貨発行のメモにすぎない」と言っていて、全くそのとおりということです。
このお金の流れを、できるだけ多くの人に知ってもらいたいです。政治家の人もほとんど知らないらしいですが、ちゃんと勉強してほしいです。