女が達するということ




私は、幼い頃から自分で達する方法を

知っていた


どこをどうしたら気持ちよくなるかという

ことを分かっていた

そして所謂「好きなオカズ」というものも

ちゃんと心得ていた

達する時の姿勢も決まっていた

うつ伏せの足ピンスタイルである

それらが揃っていなければ、達することは

不可能に近かったと思う



セックスで達することが出来るように

なったのは夫が初めて、いや、そもそも

処女を捧げたのは夫なのであった



夫とは正常位でのセックスが主であった

バックも何度か試してみたが、やはり

正常位が一番であった

中イキも毎回出来ていたので、身体の

相性は誰よりも良かったのだろう



そんな夫とレスになってから、出会い系

サイトでいろいろな男と身体の相性を

試してみた

いろいろな体位や、シチュエーション、

私に出来うることは全て試したと思う



しかし結局、夫よりも相性の合う男と

出会うことは無かった

つまり、中イキをさせてくれる男など

どこにも居なかったのである



イケない男達とのセックスの後、

不完全燃焼の私は、自分で自分を慰めて

解消するしか方法は無かったのである




そして、、




この男とのセックスもそんなものだろう

そうたかをくくっていたのだ