歯を失った方の治療に
命をかける
歯科の総合病院
ナタリーデンタルクリニック
歯科医師 Ｄｒ．金田 竜典です。
(2021年5月25日号)
今日も命をかけて
歯の事を語ってみよう！
今から５～6年ほど前に
NHK、
週刊現代、
週刊ポストで報道があったのは
インプラントを行うと5年以内に
トラブルが起こる可能性は
４５％と報道されました。
かなり高い確率です。
しかし
インプラントのメーカーは
全世界で300社以上あり
その平均といえば妥当かもしれません。
しかしこの３００社の中で
30年以上経過を追った論文があるのは
ほんのわずかです。
おそらくひとけた
このわずかなメーカーの
インプラントが
10年後に
お口の中に残っている確率は
（サバイバルレート）約９５％で
トラブルが起こる確率はだいたい５％です。
この10年間、
お口の中にある大丈夫な９５％のインプラントは
糖尿病、貧血、自己免疫疾患「じこめんえきしっかん」などのインプラントに
悪い作用をする病気にならなければ
ほぼ９５％の確率で
一生持ちます
当たり前のお話ですが
入れるインプラントのメーカーで
トラブルや脱落する確率が
大幅に変わります！！
当医院は
長期の調査がされている
インプラントしか使用しないので
臨床成績は
ほぼ同様の結果です。
本日のオペの患者様です。
約１０年以上前に
インプラントのオペを行い、
メンテナンスを行っていました。
写真１ 撤去前
当時は一番良い品質とされた
メーカーでしたが
一度、炎症が起こると
なかなか炎症が治りにくい
という報告があります。
これはインプラントの表面の形によるものです。
当時はガイドシステム（注１）も
いまいち確立されていませんでしたので
使用はしてなかったです。
（注１）
ガイドシステムCTスキャンで
あらかじめ何ミリのインプラントを
どこに入れるかシュミレーションして
計画したとうりに
インプラントを入れるシステム。
一番前のインプラントから
「ウミ」がでてきたので
しばらく「はんどうたいレーザー」を
あてましたが
改善はなかったです。
インプラントから
「ウミ」が出るとき
骨がやせているか
そうでないかで
今後の治療内容が違います。
レントゲンでは
骨がやせて
レーザーで改善がないので
取り出して別のインプラント
を入れ替えました。
今回はインプラントのメーカーを、
今現在で良いといわれるものに変えて
ガイドシステムを使用し
インプラント手術を行いました。
写真２ガイド 頬舌
真ん中の写真を見ていただくと
インプラントの左がホホ側で
右が舌側です。
ホホ側は
最低2ミリの骨が無いと
骨が溶けてきて炎症を起こします。
骨の幅が薄く
前のインプラントを取り出したので
表面の骨がもう少し足りません。
ここは
PRP（血を取りカサブタ成分だけ抽出し
骨と混ぜる方法）療法で
骨を作り足しました。
（過去のインプラント日記を見てね）
写真３ガイド 唇側から
天然の歯とは
最低2ミリ、
インプラントとは3ミリ離さないと
歯ブラシの毛先が
「たわんでー！」と
（届かないで～）
いうことになります。
写真4 オペ後
諸事情で奥の2本とはつなげないで
歯を作成します。
理由はまた別の号で
インプラントに興味をお持ちの方に
少しずつでもインプラントの良さが
伝われば嬉しいです・・・
ではまた明日！！！
歯科の総合病院
ナタリーデンタルクリニック
ナタリー歯科スマイル
医療法人Dentisteーinnov
理事長 金田 竜典
当医院では
入れ歯、小児歯科、
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