○短いパターから完全スイッチ
つい最近まではスパイダー型パターを愛用しておりましたが、完全に長尺パターにスイッチする事を決断しました。
パターイップスとか関係なく、長尺パターにする目的があっての変更です。
これまでは何も考えず、疑う事なく短い長さのパターを使っていました。
長尺パターに変えた事で成し得たメリットを紹介します。
○距離感問題
パターの要素として以下の3点が挙げられます。
『方向性』
『距離感』
『グリーン読み(傾斜・芝目)』
ラインを読んだ後にその方向に正確に打ち出せるか、この点についてはセットで考えるべきです。
私が最も重要と考えるのは距離感をどう出すのか、これはとてもセンシティブな問題です。
常々どうやったらゴルフは簡単になるのか、究極論としてどこまでオートマチックに打てるのかを考えています。
パターは振り子運動ですが、両手の接点から追加出力出来てしまう(インパクト時に手で押せてしまう)のがイレギュラーの要因となります。
単純な振り子ならアークの大きさでパターの出力をコントロール出来るのに、両手とかいう余計な物があるせいで出力を微調整出来てしまうのです。
クロスハンドグリップやクローグリップはこの微妙な手の感覚を無くして距離感をコントロールするための手段です。
私自身も一時期クローグリップにしており、右手の感覚を無くす事には成功していました。
しかし左手の感覚はまだまだ残っており、理想のパッティングには遠いと感じていました。
ヘッドに鉛を張り付けて極端に重くする、カウンターバランスになるグリップを試すなどの試行錯誤の末に長尺パターと出会いました。
『左手を軸にした吊り下げ振り子』
両手の感覚を無視して純粋なストローク幅で距離感をコントロールしたい、私にとっての目的を成し得る手段として長尺パターは最適でした。
左手は軸の中心なので出力に関係なし、右手は振り子のアークの大きさを決めるだけでインパクトに及ぼす影響が少ない。
長尺パターを使うメリットは、通常の長さのパターでは感じ取れない感覚(無感覚であること)に他ならないのです。
現在の私のエースパターは『スコッティキャメロン スタジオセレクトコンビ ロング』です。
アダム・スコットが使っていたモデルで50インチの長さが特徴です。
私自身も身長が180cmと高い方なので、この長さでも違和感はありません。
長尺モデルのシャフトの長さはまだ結論が出ていません。
44~50インチくらいの範疇でどの長さが良いのか、今後も検討を続けたいと思います。
パターの距離感に悩む皆さん、長尺を一度試すべきです。
今なら需要があまりないんで¥1,000~4,000くらいで中古が買えます。
ヨシヤゴルフにこれくらいの値段で4本くらい置いてます(京都府民にしか伝わらない)
○長尺パター唯一のデメリット
『長すぎてキャディバッグに収まらない』
車のトランクに入らない問題は解決しそうにありません...