まずはポレンタについて説明。

とうもろこしの挽いて粉にしたものをお湯で練って

作ったピューレ。

味はほとんどなく、メインディッシュの付け合せにしたり、

チーズやシチューと一緒に食べる。

北イタリアの伝統的食材。冬の保存食。


その日は朝から霧とミスト(小雨より細かい)という天気。

一人で遠くのワイナリーへ向かわないといけないというのに、

先が不安になる。

心配性の私は、早めのバスでアルバに向かって、

帰りのバスの下調べ。バスを逃すと何時間も歩いてかえることになる。


到着した町でとりあえず、ランチをと入った店で出会ったのが、

こちらに長く住んでいる知り合い!!

偶然の出会いに、あいにくの天気も晴れた日のように変わる。

予約を入れていたワイナリーの家族は彼の知り合い。

テイスティングをさせてもっているのか、世間話をしているのか。。。

なんと夜は友人が集まってパーティーをするとの事。

初めて訪れたワイナリーでパーティに誘われる。

しかもポレンタパーティー!!


何それ!ポレンタでパーティーになるの?

日本で言えば、キャベツの千切りパーティー。

付け合せ野菜のパーティー。


試したことのないことは、何でもやってみる。

参加してみる。食べてみる。がモットーの私。


夜の8時から朝方まで、とりあえず、飲んだくれるといったもの。

要は日本でいう飲み会だ。

しかし何が違うというと、メインはポレンタ!

ポレンタが用意されるなり、みんながポレンタに集ってテンションがあがる。

何じゃこりゃ?と思いながら、

自分もポレンタに集ってみる。

おいしい!!


ジャガイモのピューレを食べているようなだけど、なんだかもっとねっとり。

とうもろこしの味はかるくけど、ほぼ味はないし、あまくもない。

でもこれを食べると冬が来たぁとかんじるらしい


ワインの造り手たちが集まっているから、もって来たワインもすさまじい。

日本で飲んだら恐らく10万円は超えているようなものを、

水のように皆が飲んで騒いでいる。


彼にとってワインは商品でもあるけど、自分たちの日常消費用でもある。

もちろん毎日バローロを飲んでるわけではない。

が、月に1回のパーティーなら、バローロのマグナムボトルがあいてしまう。

そして、お互いのワインを認めあい、尊重しあい。

「自分達がおいしいと思っているものを、友人に振舞っているだけ」と

酔っ払いの偉大な造り手が話してくれた。

「だから、もったいないと思わず、ガンガン飲め!」と私のグラスに

並々にワインが注がれる。

おいしく全て頂きました。


そのあとの私の行動は皆様の想像におまかせします。

大人として責任ある行動であったことだけはおつたえしておきます。


素敵なパーティに呼んでいただいた、村一番の男前の造り手、

ジャンフランコ アレッサンドリアと偶然出会った友人に感謝。


帰りのバスの下調べは無駄になりましたが、

朝方、無事にカナーレに帰ってきて、8時半から

ちゃんと働いていました。

はじめて、一人で他のワイナリー見学にいってきました。( ̄▽+ ̄*)


日本ではじめ自分でお店から買ったワイン。

マテオコレッジャ。

本当においしいROEROを作っているんです。

ワインを何も知らなかったころに、飲んでうまい!!とさけんだぐらい。


実はもう亡くなって本人にはあえないのです。

畑での事故で若くして亡くなっているのです。


それでも今でもおいしいワインを造りつづけていることにびっくり。


マテオの人柄がきっと今でもワイナリーを支えているの事が、

見学に行ってよくわかりました。


実は私が働いているワイナリーのお隣さん。

畑もお隣さん。という近距離。(でも歩いて20分)


私の同僚のマウロの兄ちゃんはこのワイナリーの畑で働いている。

ちなみにマウロは私と同じ年で、一番仲がよく、気の合う、畑の2番手!!

しかも男前!!でも2歳児のパパ。


そんなことはさておき


案内をしてくれた奥さん(45歳くらい)は私を見るなり、

知り合えてよかった。と抱きしめてくれるぐらい温かい人。


働いている人たちも本当に温かい人。

同じ町に住んでいるから時々町のBARで会う。

日本人女性は私しかいないから、皆、

「いつ見学にくるかと思ってた」と迎えてくれる。


イタリアワインは造り手の顔が想像できると信じて、

イタリアに着たけど、造り手がいなくても、

その地を引いた人たちの汗と涙がそこにあることをあらためて知りました。


Matteo Correggiaが残した言葉が、壁に書いてありました・

「ロエロの丘では、それぞれの畑がそれぞれの歴史をもっていて、

それぞれの畑が、世界にひとつしかできないワインを創りあげる。

それは決して繰りかえされる事はない。 

人と地と天のコンビネーションも決して同じ繰りかえしはない」

感動!!

ワインを造っていない人は(かつての私も含めて)すぐに年代を気にする。

この年はいいワイン、だめなワイン。


でもそうではない。

それぞれの個性。人間にも個性がある。ワインにも個性がある。

飲む時期を選んであげば、全ておいしく飲めるの事がわたり始めた時にであった。

マッテオの言葉にあらためて感謝。


私が日本で知っていたワイン以外にも素晴らしくおいしいワインが存在。

ブラケットにバルベーラ。確か、日本では見たことがないような・・・・。

でもすっごくおいしい。

とくにブラケット!!なんだかホッとする辛口の軽いワイン。


私の未来のワインリストには確実に載るだろう。


Anthos アントス

Barbera D'alba Marun バルベーラダルバ マルン


ワイナリーのWEB

www.matteocorreggia.com

3週間前から楽しみにしていたMilanoでのテイスティング会!


しかも私の誕生日に!!

素敵な誕生日になるかも!!

いろいろな期待の入り混じる中、やはりここはイタリア。

お人よしの日本人はいつも期待を裏切られる。


まずはMilanoではなくMerano(トレンティーノ・アルトアディジェ州)。

一緒に行くと約束をしていた同僚は

車を運転したくないと言い出し、足がなくなる。

最悪の場合は家にこもって終了かもと暗雲がたちこめる。


やってきました28歳一日目。

午前中の仕事を済ませて、急いでトリノへ。

なんとトリノで電車のストライキで足止め!

何とか電車は動き出しとりあえず夜にはミラノ到着。


28歳二日目。

7時の電車でMeranoへ

電車に揺られること4時間、山々に雪が!!

電車の中もなんとなく足元が冷えこんで参りました。

反比例に私のテンションは上がる一方。

乗り換えは猛ダッシュ!!なんとか間に合って

ローカル電車に乗ったところの車内案内がドイツ語でびっくり。

駅から試飲会場まで徒歩10分。

初めての町、しかもドイツ語。

しかし、ここまできたら、こっちのもの!!と

有頂天でイタリアのパパに電話。

すると遠くで大きく手を振っている人を発見!

パパだぁ。

不安いっぱいでカナーレを出てから約24時間。

涙が出そうになったがこらえて、Arrivo!!(着いたよ!!)

試飲会場にはいると、パパの友人が

温かく迎えてくれて、

フランチャコルタで一日遅れのAugri!(おめでとう)


とりあえずピエモンテのブースは全部と試みるが、

赤ワインのパンチにKO負け。

ロエロにバローロ、バルバレスコ。そして大好きなバルベーラ

日本でも飲んだことのあるワイン。ないワイン。

とりあえずパンチが強い。


12時に会場について、4時には

パパの友人のブースの椅子で爆睡中。

「いくら飲んでも酔いつぶれない元気な娘」と

パパは友人にいつも私を紹介するが、

「うちの娘のただいまガソリン切れ、充電中」

と書いた紙を首にかけられいた。


でも本当に素晴らしい経験をさせてもらいました。

日本では知ることもできない人たちと出会えて、

この出会いに感謝感謝!

そしてこの機会を与えてくれたパパに感謝感謝!