台湾有事はよく言われていましたが、今は南シナ海で中国とフィリピンが激突状況になっています。
フィリピンが領有している南沙諸島の中に、セカンド・トーマスというサンゴ礁の島、と言っても完全な島とは言えないサンゴ礁があります。
グーグル地図で見たら、サンゴ礁で囲まれた海に船が2艘ほど錨を下ろしているのがあります。
その船にはフィリピン人かフィリピン海軍の兵士が暮らしていると言われます。
ですから、フィリピンの海軍は食料や水を定期的に補給しなければなりません。
セカンド・トーマス サンゴ礁の直ぐ西には中国が不法に建設している滑走路つきの島があって、これも元はサンゴ礁で盛り土をして滑走路とかミサイル基地のようなものを建設しています。
国際裁判所では南シナ海での中国の主張は違反であるとの判決が出ていても、中国はそんな紙切れと聞く耳は持ちません。
当然、フィリピンと中国は対立して、フィリピン船臨検でフィリピンの兵士が負傷するに至りました。
当然、フィリピンの国防部は怒っています。
本音では反撃したいのでしょうが、フィリピンだけで中国軍と対峙する力はありません。
今後はフィリピンと米国がどんな交渉をするかに懸かっています。
場合によっては台湾海峡よりも南沙諸島で火を吹くかもしれません。