鹿児島県警察で内部告発で事件が明るみに出ています。
元警察官が上司である県警本部長が事件のもみ消しを図っているとして報道機関に情報を与えたとするものです。
元警察官は知り得た情報を無断で他人に提供したとして罪に問われているようです。
本来なら、組織の中の不具合を行政機関とか上層部に告白するのが内部告発ではないかと思うのですが、警察では上層部と言えば警察庁で、ここに告発しても県警本部と同じでもみ消しを図るのではと告発者は思ったのでしょう。
この想定は私も同感です。
今回の鹿児島県での内部告発事件は内容が内容だけに県警本部長の重大な指揮監督とか教育の欠陥ですから、県警本部長としても何らかの責任を取らされることになります。
それで、もみ消しができたらそれに越したことはないと判断したと思います。
多分ですが、情報を部外に流した者は何らかの罪に問われます。
県警本部長も指導不足とか監督責任を問われ、警察庁人事に影響を与えることがあるでしょう。
この事件とは別ですが、自動車関連企業がこぞってデータ不正で摘発されています。
細かいデータの数字をどうして一斉に知り得たのか不思議に感じます。
もしかして、内部告発ではないかと感じました。
世の中には犯罪をやらかす人間がいたり、細かなこと言うなという人もありますが、正義感の強い不正が大嫌いな真面目な人もいます。