フォンタン手術、2心室修復できない子の根治術
…と一言でいってしまえば簡単なんですが
大手を振ってフォンタンに送り出せる子もいれば、慎重にいかないと循環が成り立たなくなるような子もいるわけで

ちなみに娘は後者です、なぜならば

①肺動脈圧が低くない
フォンタンできる範囲内ですが、もともと肺動脈狭窄があり何回もバルーンで膨らますカテを行ってきました…ほぼ無意味だったみたいだけど

②そのせいで術後、肺動脈圧が高くなる可能性大
なので娘はフェネストレーションとよばれる穴を心臓に開け人工血管とくっつけ、圧が高くならないよう逃げ道を作ることになりました
その大きさ4mm
おいおい勝手に塞がっても問題無いようなら2~3mmの穴のようですが、うちは塞がっては困るので4mmです💧

③心臓全体が右寄り、かつ時計回りに捻くれている
なので普通のフォンタン手術で人工血管を繋げる位置に心臓は無いのですが、娘は人工血管が心臓の下にきてしまいます(心臓の上や内部を通したりする方法もありましたが、今回は下で)
そのままだと心臓の動きが直接人工血管にあたり負担になるので、きょうどを高めるべく外側にリングがついたものを使うことになりました
ぱっと見ピアニカのホースのようです

など色々と難儀な心臓血管まわりのおかげでネガティブ思考まっしぐらなんですが、フォンタンするかしないかでいうと、するしか無いからやるのです

フェネストレーションがあっても酸素を使いSPo2が90前半になるだろうこと(今は85くらい)
そして問題の肺動静脈漏、早めにフォンタンすることで改善できるそうです

手術を終えても1年くらいは酸素吸ってるのかなと思ったんですが、長引きそうな予感
でもいいよ、2年でも3年でもママは酸素ボンベ背負うから
無事手術が終わり、術後の回復も早く、また家族そろってわいわい暮らすのが願いです