常連の方が亡くなりました。

まぁ職種的に・・・そんな事も多いです。

 

その方は80代前半の男性。

健康意識も高くよく血圧などを計りに来ていて

毎月かかりつけ病院を受診していた方でした。

 

 

ところがしばらくして大きい病院からの痛み止めの麻薬の処方せんを持ってきて。

そこから2カ月くらいでした。

私達もあまりの早さに何とも言えない思いでした。

 

 

その奥様が先日ご来店されて

亡くなった時の事を話して行きました。

 

 

なかなか面会も思うようにできない昨今。

「家に帰りたい」とご主人は言ったそうです。

大変だったけど、その思いを汲んで

在宅看護やら何やらの手配をして退院。

最後は家で皆に看取られたそうです。

しかも、亡くなった日は奥様の誕生日の翌日。

「誕生日のお祝いまでは・・・と頑張ってくれたみたいで」

と少し嬉しそうに話して行かれました。

 

「主人がお世話になりました」と頭を下げていく奥様。

 

そんな姿を見て

 

羨ましいな・・・と

 

思ってしまいました。

 

 

ダメだよね。

そんな風に思ったら。

 

死別はいくつになっても悲しい事。

そんな事もわかってる。

 

だけどどうしても

80代での死別と

40代での死別を比べてしまう。

 

 

淋しいながらも「やりきった感」のあるような奥様の姿を見たら

 

私の死別はなんだったんだろうと。

 

なんで私はあんなお別れの仕方をしなければいけなかったんだろうと。

 

考えても仕方ない事を

 

思ってしまって仕方ないのです。

 

 

奥様が帰った後に従業員同士で

「奥様の誕生日まで頑張るとか凄いね、きっといいお別れの仕方ができたんだね」

と話していましたが

 

その話をヘラヘラしながら聞くしかなかった私。

 

心が痛い。

 

私もそんなお別れをしたかった。

 

その差40年。

 

40年、まだ一緒に居れたかもしれないのに。

 

 

こんな事を考え出すと

私は損をしている。

そう、思ってしまう。

 

80代で死別するとか

私にはもうない未来なんだな。

だってもう旦那は居ないのだから。

 

あー・・・再婚すればあるかもしれないのか。

 

いや。

 

もう、死別とか、御免だわ。

 

あの衝撃を再びとか

 

絶対嫌だわ。

 

 

 

 

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