私たちの足の下腿後面の部分を「ふくらはぎ」と呼びますが、この「ふくらはぎ」を構成する筋肉は「下腿三頭筋」と総称され、具体的には表層の「腓腹筋」と深層の「ヒラメ筋」から構成されています。

站とう功(たんとうこう)の実践が、すなわち深層筋群を効率よく働かせることができる方法である、と以前のブログで述べさせていただきましたが、站とう功(たんとうこう)の実践にとりわけ大切な「深層筋」の1つ、となるのがこの「ヒラメ筋」であると思います。


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「ヒラメ筋は重要な足関節の底屈筋の1つです。特に膝が屈曲した状態では腓腹筋の機能が低下するので、その働きはますます重要になってきます。」
※「身体運動の機能解剖」医道の日本社より。


「膝屈曲で足関節底屈」は站とう功(たんとうこう)の「膝をゆるめて足の指の付け根に重心を乗せる」立ち方にまさに重なります。


またWikipediaによるとヒラメ筋は、

「遅筋線維が著しく優位な抗重力筋のひとつ」

であるとされています。

遅筋、つまり赤筋中心の構造であることから酸素を利用した持続的な収縮によりエネルギー代謝の高い働きが望めることになります。

結果として「気血」の巡りに大いに関係する部分であると思われます。

站とう功(たんとうこう)の実践、の上で1つの重要なポイントになるのがこのヒラメ筋、であると言えそうです。