「元彦」という毒老

 

元彦、その老人は

 

お金に執着し、自分はお金を手に入れてやると、ずっと思い続けて生きていた。

 

そして、ある時お見合いした相手が、家や土地持ちの祖母・絹代を持つ女だった。

ラッキーである

 

養子に入れば、その家も土地も、そして女の父親は校長という名誉職であり、

軍の高官であった名誉も自分の物になる、と元彦はほくそ笑んだ。

 

この家に、婿養子に入ったのである。

 

そして一人目の娘が生まれた

資産家の祖母に好かれないパッとしない子だった。

元彦は、ほっとした。

「自分が独占する資産は、コイツには取られない」

 

しかし、二人目の娘である私が生まれた。

 

近所親戚から、多くの人から褒められ、

社交的で頭のキレる子は、資産家の絹代もお気に入りとなった。

 

元彦は毎日、その2番目の子(私)に、嫌がらせをするようになった。

 

物が壊れれば、その子のせいにし、何か無くなれば、盗んだだろう!と

その子を暗く狭い倉庫に閉じ込め、食事を与えなかった。

 

その子は、閉所恐怖症になってしまった

 

悲しい話?

 

だけど、私 もうこの世界 振り切ったから!