菊花賞は○◎で馬連的中! 今回も期待したい。
◎本命は⑦マスカレードボール。前回、日本ダービーは惜しい2着だった。差を詰めたがこれは勝ったクロワデュノールは先行馬のCコースで開催して有利なせいでもある。今回はAコースで開催されるし、今度の日曜日は晴れる予報のためチャンスがある。
血統は、最後の3歳世代のドゥラメンテ産駒。先週、菊花賞でエネルジコが勝ったが、今週もチャンスがありそうだ。ちなみに三冠牝馬リバァティアイランドが2000mG1を勝っている。
母のマスクオブは未勝利勝ちだが、母母ビハインドマスクは10勝馬で重賞3勝。短距離馬で名を馳せた。父ドゥラメンテ、母父ディープインパクトでは ロードアヴニールがオープンの中山ダート1800mの師走Sを勝っている。
マスカレードボールの馬体診断は、 ディープの面影、3歳春に完成されていた馬体がさらに成長した。細くても柳のようにしなやかな首差し。柔らかい筋肉を付けた肩と上腕。細い首を柔らかく使ったディープインパクトの影響を感じさせる。前肢に限らず全身に備わった筋肉は量より質。柔軟で弾力性に富んでいる。父ドゥラメンテのシャープな馬体を鋼に例えるなら、ディープインパクトは柳。「柳に雪折れなし」。細身に見える柔軟なものが、実は剛直なものよりも苦難に耐えられる。「柔よく剛を制す」ともいうが、マスカレードボールもそのことわざを体現するようなつくりだ。3歳春の時点でキ甲が発達しており、完成度は高かった。その半面、後肢は寂しく映った。皐月賞の馬体診断では「トモの筋肉がさらに強化されれば理想的」とコメントしたが、今回の馬体を見ると、物足りなかったトモの筋肉が見事に発達している。3歳春の時点で完成されていた馬体がひと夏越してさらにパンプアップした驚異的な成長力だ。しなやかな体には伸びしろがあるが、この先さらに進化できるだろう。柔軟な筋肉には疲れがたまりづらいので長距離にも対応できる。菊花賞も狙えただろう。もちろん、古馬相手でも…と思わせる体つきだ。若馬らしい、はつらつとした立ち姿には「頑張れよ」と思わず声をかけたくなる。前途洋々たる未来を感じさせてくれます。激戦の天皇賞は偉大な3冠馬の美しい面影を今に伝える3歳馬の出番だ。
調教は10月9日に時計を出して併用で7本消化。10月16日(木)の2週前追い切りでは美浦坂路で4F52.8〜37.9〜24.7〜12.1のタイムを出した。10月23日(木)の1週前追い切りでは美浦Wコースで長めに追い、10F156.7〜136.0〜118.3〜100.8〜84.3〜68.9〜53.6〜38.8〜24.7〜しまい1Fは11.8馬なり併入した。10月30日の今週の追い切りでは美浦坂路で4F53.2〜37.6〜24.0〜11.8、3頭の真ん中からG前追って併入した。
ダービーは先行有利な馬場展開の中、唯一後方から脚を使っての2着のため、能力を示した内容だった。皐月賞は展開が後方にいたこの馬に向いたとはいえ、上位馬と比較してかなり後ろから追い込んできているにも関わらず3着のため評価できる。共同通信杯の内容から東京2000mの舞台は合いそう。あとは世代のレベルだが、毎日王冠のサトノシャイニングを見る限り大きな差はなさそうなため、適性や枠を考慮して判断したい。
左回りの東京芝は得意で4戦3勝2着1回のでコースとしては有利。競馬ブックの情報によると、Netkeibaの情報によるとマスカレードボールは想定だが単勝3.0の1番人気に支持するらしい。最も有利なのは東京芝2400mだと思うが、天皇賞秋の東京芝2000mでも十分にチャンスがある。あとは枠順が気になるところだが、先入れ奇数枠の5枠7番に入った。鞍上はルメールに乗り換えるが、近7年での天皇賞秋のルメール騎乗ではでは2018年レイゼオロ、19年・20年アーモンドアイ、22年・23年イクイノックスと5回も制覇しており驚異的な数字。今年秋のルメールは先々週、先週と勝っており、3週連続G1勝ちも大いにありえる。春のクラシックは惜敗したが、今年秋の初めてのG1初制覇絵、準備は万端だ。
○対抗は⑤タスティエーラ。3歳の共同通信杯で4着だったが弥生賞を勝ち重馬場でかち、続く重馬場の皐月賞では5番手で先行し、追い込み馬からやってきたソールオリエンスから1馬身1/4差の2着。そしてダービーではまた4番手から先行し、クビ差退けて勝った。その後には菊花賞で9番手から好位差しに来て、勝ったドゥレッツァに3馬身1/2の2着に入った。
大型というほどでもなく、小型でもないつくり。背中は短いのですが、少し長めのオールマイティー型の体形の持ち主で、どの距離にも対応できる柔軟性を持っている。首には強そうな鎖骨横突筋や乳突筋が付着しているが、それよりも見るべきは肩。全体に筋肉が発達し、特に上腕三頭筋の発達がすごい。半面、後躯の筋肉は大きく発達しているわけではないが、腰の形は良く、筋肉の付着状態も申し分ない。背中は柔らかそうで伸縮力があり、こちらも仕上がりは悪くなさそう。昨年2着のリベンジを果たすべく、きっちり仕上げてきた感じだ。
▲単穴はミュージアムマイル。5走目の朝日杯フューチュリティステークスでは、距離が短かったのか、1分34秒02で0.4秒差、2馬身2分の1差の2着で上がり3Fは33秒8と2位のタイム。4走前は休み明けの弥生賞では、低レベルで出走し1角9番手から4角4番手で、そのまま4着でフィニッシュ。やや重だったが、2分01秒05とコンマ02秒での敗戦で振るわなかった。
バランスの取れた中長距離型のつくりで腰の形も問題なし。ハーツクライの肌に父リオンディーズなら血統的にも2400mはこなしていいはずだが、ダービーはいかにも距離が長かったというレースぶりだった。内面的なものに問題があるのかもしれない。ただ1点、気になるのは肩の傾斜角度とつなぎのわずかな硬さ。つなぎがもう少し柔らかく、肩の傾斜ももう少し滑らかであれば、ダービーでも止まることはなかったかもしれない。
この中間の馬体ですが、よく仕上がっています。ちょっと背も伸びて全体的に大人になってきています。首の頚鋸筋や肩の上腕三頭筋の発達が良く、それが前肢の伸びにつながり、腰は大腿二頭筋の発達や、半腱様筋の発育も素晴らしい。これらが素晴らしいキック力を生み出しています。2000mの距離なら十分に力を発揮することでしょう。
クイーンズウォークの馬体診断は、素晴らしい張りと筋肉量。仕上がりの良さならクイーンズウォークが断トツ。530キロ超の馬体には素晴らしい張りがある。上腕やスネの血管がビロードのような皮膚から透けて見える。毛ヅヤも抜群。新潟記念を右臀部(でんぶ)打撲傷で競走除外となったが、その影響は皆無。マイルCSの馬体診断なら文句なしで100点満点だが、2000mのG1ではどうか。加齢とともにマイル仕様の馬体になっていないか。首差しは少し細いつくりだが、トモと肩の筋肉がますます大きくなってきた。中長距離を走るには邪魔になるほどの筋肉量。力を入れて耳を前へ倒した立ち姿からは前進気勢の強さがうかがえる。2000mの金鯱賞を勝ったとはいえ距離が課題になる人もいるが、マイラー体系は出来すぎでもなく、芝1600m~芝2000mの中距離馬だという人もいる。
また、530kgには見えないいい馬体で巨漢場ではなくデカいでもなく筋肉モリモリの馬でもなく、背は高いが大きく見えない感じで柔らか。大腿筋膜頭筋、大腿二頭筋など肩や腰の周りは最高で申し分ない。心肺機能、内臓消化器疾患など強い馬を作る体が発達してい瞬発力も高いし均整が取れている。とてもいい馬体でなのは間違いない。
調教は10月4日に時計を出し始め6本消化。2週前調教の10月16日(木)では、また栗東CWで9Fから長めに追って9F136.4〜117.9〜99.7〜82.7〜68.0〜53.1〜37.3〜22.9〜しまい1Fは11.4だった。1週前調教の10月22日(水)では、栗東CWで9Fから長めに追って9F140.1〜120.6〜101.5〜83.6〜68.2〜53.6〜37.9〜22.8〜しまい1Fは10.9(単走G前追う)とタイムはかなり速かった。そして今週の追い切りは栗東CWで6F88.0~68.8〜53.0〜37.5〜23.0〜しまい1Fは11.3単走馬なりだった。
ヴィクトリアマイルは後方有利な展開が向いたとはいえ、大外を回り前にいた馬をまとめて捉えた末脚は評価でき、能力の高さを示す内容だった。金鯱賞はタフな馬場展開の中、前の馬を差し切る強い内容でここでも能力の高さは示した。一方で小倉牝馬Sはハンデ、展開不利、休み明け等を考慮すると着順ほど評価を落とす必要はないが、メンバーレベル的に少し負け過ぎの印象もある。ただ、左回りかつ2000mのこの舞台は適性がかなり高いと思っているため、牡馬相手でも十分通用するはず。
8月31日に新潟記念を使う予定だったが、放馬で除外返還になったが、この時は確かにもったいない競馬をした。重賞はすべて左回りで、今は4歳馬だが、3歳の東京1600mのクイーンCでは3F上がりタイム1位でクビ差勝っており東京巧者だ。たしかに8枠14番で大外になった。それでも新潟記念の除外は痛かったが、それでも大外後入れ一番最後の枠なら除外はないと判断(それでもゲート再検査で最初にゲートを入るなら話が別になる)するし、差し馬なら届いてもいい。1着よりも2着3着なら可能性はあるので4番手になった。
×5番手は⑧ホウオウビスケッツ。去年の毎日王冠と今年の毎日王冠では前走の毎日王冠ではともに逃げて連続2着したリピーター常連。去年の天皇賞秋もまやはり逃げて、8番人気ながら3着に粘った。
血統は父マインドユアビスケッツは、ドバイゴールデンシャ(GI)ダート1200mを連覇したほか、アメリカマのリブS(GI)ダート1400mも勝っている。産駒にはデルマソトガケ(2022年全日本2歳優駿、2023年アラブ首長国連邦の旗UAEダービー)マルカラピッド(2022年エーデルワイス賞)マピュース(2025年中京記念)がある。芝マイルから芝1800mが守備範囲だろう。
ホウオウビスケッツ(牡5、美浦・奥村武厩舎)の馬体診断は、ブラシで尻と股につくったマークがくっきりと見えるほど毛ヅヤが良い。仕上がりも良好。「昨年3着当時をはるかにしのぐ充実度に映る」と1番手に挙げた。「陽光を浴びて肢体を輝かせ、筋肉のメリハリも見事。バランスのいい立ち姿勢も美しさに拍車をかけている」と高く評価。「振り返れば、6月生まれのハンデを乗り越えて春のクラシックに間に合った天才。5歳になってようやく本格化の感がある」と述べた。続けて、「筋肉が大きくなった分、体全体を雄大に見せるようになった」とし、「ヨロがバリッと張り出した臀部の容量は若駒時代と比べると月とスッポンの差。一線級相手の課題であったラストスパート能力に磨きがかかっている。それでいて最大の武器である先行力を担保するトップラインの流麗さは失われておらず、後躯で生み出した推進力をスムーズに前躯に伝達することができる」と解説。「首、肩、腹回りのどこを見ても減点する要素がなく、ケチがつけようのない好馬体になった」と絶賛した。戦績からも叩き良化型。札幌記念は馬体が太く映ったものの、毎日王冠を使って絞り込まれシルエットも洗練された。「猛暑で調整が遅れたGI馬たちにひと泡吹かす準備は整っている」と昨年以上の結果を期待した。
調教は毎日王冠2着後10月12日から時計を出し、美浦Wコース主体で4本消化。1週前追い切りでは10月22日(水)に美浦Wコースで6F83.2〜65.6〜50.7〜36.8〜36.8〜23.5〜11.4単走G前追うで全体的にはまあまあのタイムだった。今週の追い切りは10月29日(水)で美浦Wコースから2頭併せの内側から追いかけて6F83.1〜65.9〜61.0〜36.7〜23.2〜しまい1Fは11.5でクビ差先着した。
毎日王冠は前有利な馬場展開が向いての2着だったため着順以上に評価はあげれないが、上位3頭は接戦で差はなく、他馬は突き放している点から改めて能力の高さを示す内容だった。札幌記念は先行には苦しい展開となり、この馬も7着と敗れたが、同じく先行したケイアイセナすら交わすことができず、直線伸びを欠いており、少し負け過ぎの印象。ただ、休養明けでの馬体重増が要因の可能性もあるため、大きく評価を落とす必要はない。大阪杯は後方有利な展開が向かず5着に敗れたが、2~5着に差はなく、道中若干折り合いを欠いていたことを考慮すると善戦しており、着順以上に評価できる。昨年の3着の時よりもメンバーレベルは上がった印象もあるが、衰えは近走内容からは感じられず、得意な左回りでパフォーマンスを上げ、昨年同様好走しても不思議はない。
「1週前も当週も攻め抜く方向でやろうと話して、その通りの追い切りができたと思う。全体としてはかなり時計も出すというところで攻めてきているので、内容は濃いものになっています」
奥村武調教師が上々の仕上がりを伝えた。 黄色偶数後入れ5枠8番に奥村武師は「真ん中ぐらいで、いいんじゃないですか」とうなずいた。前走の毎日王冠は逃げて2着に粘った。展開の鍵を握る1頭としても注目される。追い切り後も変わらず順調だ。最高の枠順でどこまで粘るか注目だ。
☆6番手は⑪シランケド。去年10月にオープン入り後休養し、3走前の3月8日中山牝馬Sで8番手から差してアタマ差勝ち、上がり3F34.7でメンバー中2位のタイムで初重賞制覇を遂げた。前々走のヴィクトリアマイルG1では17番手中後方15番手で追い込み、0.2秒差の3着に入って。上がり3F33.2でメンバー中1位のタイムで好走した。前走の新潟記念ではクイーンズウォークは除外になったが11番手から差して、1分58秒0、上がり3F32.4とメンバー中最速の1位のタイムを出して1/2馬身差で勝った。
血統は父はデクラレーシンオブウォでダンジグ系。5年で若いが、府中牝馬Sを勝ったセキトバイーストや札幌記念を勝ったトップナイフ、ファルコンSを勝ったタマモブラックタイプ、札幌2歳Sを勝ったセットアップがいる。
シランケドの馬体診断は、 前肢にもっと体重を乗せて立ってほしいがハミ受けは良い。首が細めの中距離体形。右前肢のつなぎが硬めも筋肉は柔らかい。 馬の形がもう少し整っていればという感じがする。この馬は見た目より走らせていいタイプなのかも。 体がまっすぐ前を向き、左右のブレも少ない。ただ、ラストで前走の当該週よりも、鞍上に促されていたのは気になるところ。1週前も前走の中間と比べて可動域がやや狭く、前さばきも少し硬く感じられた。そのあたりを踏まえると、評価を上げるには躊躇してしまうこともある。 馬体重の割にコンパクトにまとまった筋肉を凝縮したゴム毬のような馬体。 能力は1番だと思っている、という人もいる。「3度目の正直でようやくG1に出られる。体も強くなってきた」と、大舞台に向けて意気込んだ。
調教は10月3日から再開して時計を出し始めて8本消化。10月22日(水)の1週前追い切りでは、栗東CWコースで9F134.0〜116.5〜99.0〜82.5〜67.3〜52.2〜37.1〜23.0〜しまい1Fは11.6で2頭併せの内側アタマ差先着した。10月29日(水)の今日の追い切りりでは、栗東坂路で4F56.0〜41.5〜26.8〜しまい1Fは12.6単走馬なりとあがり重点的に終始した。
新潟記念は伸びる外を通っての勝利ではあったが、重賞常連組のメンバー相手に勝利した結果を素直に評価したい。ヴィクトリアマイルは後方有利な展開だったとはいえ、直線内でもたつきながらも馬郡を割っての3着と能力の高さを示した。中山牝馬Sは終始外を回されながらも、コーナーから長く良い脚を使っての勝利で評価できる内容だった。これまでとは異なる牡馬のハイレベルなメンバーとの対戦にはなるが、直近の内容はどれも能力の高さを示す内容でここでも期待したい。
勝ち馬のシランケド(牝5歳、栗東・牧浦充徳厩舎、父デクラレーションオブウォー)に注目しないわけにはいかない。前走で騎乗した坂井騎手も「あとはG1タイトルだけ」と高く評価していたように、今年に入ってからの充実ぶりは目覚ましい。小回りでも勝っているが、おそらく左回りの広いコースがベスト。今、一番怖いのは「新潟記念組強し」が菊花賞でバレて、過剰人気になることです。7枠11番では芝200mの枠順で1984年以上で連対がなく、3着も2頭しかいない鬼門枠。データは不吉だが、
シランケド・高橋助手は高橋助手は「極端な外じゃなければ、どこでも良かった」と冷静に受け止めた。近3走は外めの枠から〈1〉〈3〉〈1〉着と結果を出しており、不安はない様子だ。 高橋助手は「ゲートは出ないので極端な枠じゃなければどこでも良かった」と話したものの、「欲を言えば真ん中が良かったけど…」と本音もちらつかせた。だが、「正直ここまで来るとは」 「東京は強みを活かせるコース」と話しており「東京は強みを活かせるコース」「あまり内でごちゃつくのが良くない馬なので、むしろこれくらいの枠の方がいいですね」と期待は大きい。G3を重賞2勝しており、新馬戦以外の1戦以外は4着以下はなく堅実で、まだまだ強くなる可能性もある。芝2000mも勝っており、侮れない存在で☆注意したい。
◆脚質別成績(過去20年)
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 0-2-3-15 | 0.0% | 10.0% | 25.0% | 0.0% | 108.5% |
| 先行 | 7-6-4-59 | 9.2% | 17.1% | 22.4% | 29.9% | 52.6% |
| 差し | 12-9-6-107 | 9.0% | 15.7% | 20.1% | 133.8% | 75.9% |
| 追込 | 1-3-7-81 | 1.1% | 4.3% | 12.0% | 4.1% | 27.2% |
| 枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 4-4-1-25 | 11.8% | 23.5% | 26.5% | 242.6% | 89.1% |
| 2枠 | 2-2-0-33 | 5.4% | 10.8% | 10.8% | 60.8% | 30.3% |
| 3枠 | 1-1-5-29 | 2.8% | 5.6% | 19.4% | 9.4% | 73.9% |
| 4枠 | 6-3-3-26 | 15.8% | 23.7% | 31.6% | 82.9% | 72.1% |
| 5枠 | 1-5-2-31 | 2.6% | 15.4% | 20.5% | 9.2% | 79.5% |
| 6枠 | 3-2-3-31 | 7.7% | 12.8% | 20.5% | 131.3% | 83.1% |
| 7枠 | 3-3-3-39 | 6.3% | 12.5% | 18.8% | 23.1% | 45.2% |
| 8枠 | 0-0-3-48 | 0.0% | 0.0% | 5.9% | 0.0% | 15.3% |
舞台となる東京芝2000mは、スタートまもなくコーナーを迎えるため、当然ながら外枠が不利。とくに8枠は2013年以降【0.0.2.26】と、3着に入るのがやっとの状況が続いている。馬番に視点を移すと、1~9番の12勝を含む3着以内30頭に対し、10~18番は勝利がないばかりか2~3着も6頭に過ぎない。1桁馬番を引くか否かで、好走確率が大きく変わることを頭に入れておくべきだろう。
| 位 | 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | エピファネイア | 20-12-17-69 | 16.9% | 27.1% | 41.5% | 129.4% | 74.8% |
| 2 | ディープインパクト | 15-23-19-115 | 8.7% | 22.1% | 33.1% | 36.3% | 78.7% |
| 3 | キズナ | 14-14-6-59 | 15.1% | 30.1% | 36.6% | 145.7% | 118.9% |
| 4 | モーリス | 14-6-7-51 | 17.9% | 25.6% | 34.6% | 69.9% | 75.5% |
| 5 | ハーツクライ | 12-15-16-101 | 8.3% | 18.8% | 29.9% | 43.3% | 54.4% |
| 6 | キタサンブラック | 10-9-5-31 | 18.2% | 34.5% | 43.6% | 57.6% | 89.1% |
| 7 | ドゥラメンテ | 10-9-4-72 | 10.5% | 20.0% | 24.2% | 45.9% | 82.3% |
| 8 | ゴールドシップ | 8-10-18-110 | 5.5% | 12.3% | 24.7% | 49.5% | 51.2% |
| 9 | ロードカナロア | 7-12-5-58 | 8.5% | 23.2% | 29.3% | 24.8% | 65.6% |
| 10 | キングカメハメハ | 7-8-2-35 | 13.5% | 28.8% | 32.7% | 94.4% | 69.0% |
2011年にトーセンジョーダンが記録した1分56秒1という勝ちタイムは、2023年にイクイノックスが更新(1分55秒2)するまで、長きにわたりJRAの芝2000mレコードとして君臨。また、トーセンジョーダンの従兄には2009年天皇賞(秋)で8歳にしてG1初制覇となったカンパニーがおり、どちらもトニービンの直系という点でも共通する。2着に4馬身差をつけた2013年ジャスタウェイしかり、天皇賞(秋)では多くのトニービン内包馬が記憶に残るパフォーマンスを披露してきた。ほか、2020年に史上2頭目となる2連覇を達成したアーモンドアイをはじめとして、2015年1着ラブリーデイ、2018年1着レイデオロなど、近年はキングカメハメハの直系も幅をきかせている。一方、ディープインパクト産駒は【1.9.3.45】と勝ちあぐねる傾向にあり、2021年には1番人気コントレイルが2着、2番人気グランアレグリアが3着に敗れた。瞬発力特化型よりも持続力を兼ね備えたタイプが狙い目といえ、2021年1着エフフォーリア、2022~2023年1着イクイノックスの血統構成を鑑みても、オールドファンには懐かしい「府中のトニービン」の格言が健在といえるだろう(東京芝2000mのコース全般における種牡馬別成績は下記のとおり)。
◆人気別成績(過去20年)
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 10-4-2-4 | 50.0% | 70.0% | 80.0% | 124.0% | 102.5% |
| 2番人気 | 2-4-5-9 | 10.0% | 30.0% | 55.0% | 34.5% | 96.0% |
| 3番人気 | 1-1-3-15 | 5.0% | 10.0% | 25.0% | 17.0% | 44.0% |
| 4番人気 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% | 35.0% | 50.5% |
| 5番人気 | 4-1-0-15 | 20.0% | 25.0% | 25.0% | 273.0% | 69.0% |
| 6~9番人気 | 1-7-7-65 | 1.3% | 10.0% | 18.8% | 41.6% | 101.1% |
| 10番人気以下 | 1-1-2-138 | 0.7% | 1.4% | 2.8% | 53.4% | 24.7% |
【人気】
2013年以降、1番人気は【7.2.1.2】と堅実。複勝圏を逃した2頭のうち、2018年のスワーヴリチャードは、スタートで出負けしたうえに他馬との接触もあったので度外視できる。もう1頭の2024年リバティアイランドは、故障明けで約7カ月ぶりの実戦、かつデビュー以来の最高馬体重と、本調子とは言い難い状態だった。順調さがうかがえる1番人気であれば、基本的に信頼を寄せていいだろう。また、2番人気も【2.2.2.6】と及第点の成績を残しており、1番人気が3着以下に敗れた3回はきちんと2着連対圏を確保している。軸は人気サイドから選ぶのが賢明だ。なお、6番人気以下の勝ち星はなく、人気薄は狙うにしても連下までにとどめておきたい。
◆単勝オッズ別成績(過去20年)
| 単勝オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1.9倍以下 | 3-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 143.3% | 110.0% |
| 2.0~2.9倍 | 4-3-3-3 | 30.8% | 53.8% | 76.9% | 80.0% | 93.8% |
| 3.0~4.9倍 | 6-4-5-11 | 23.1% | 38.5% | 57.7% | 78.5% | 90.0% |
| 5.0~7.9倍 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% | 35.0% | 48.0% |
| 8.0~14.9倍 | 2-4-5-23 | 5.9% | 17.6% | 32.4% | 66.2% | 90.0% |
| 15.0~19.9倍 | 2-2-0-18 | 9.1% | 18.2% | 18.2% | 145.9% | 59.1% |
| 20.0~49.9倍 | 1-5-3-70 | 1.3% | 7.6% | 11.4% | 42.2% | 72.0% |
| 50.0倍以上 | 1-1-2-121 | 0.8% | 1.6% | 3.2% | 60.6% | 31.5% |
◆配当(過去10年)
| 馬券種 | 最高配当 | 最低配当 | 平均配当 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 380円 | 130円 | 273円 |
| 複勝 | 1,020円 | 110円 | 288円 |
| 枠連 | 3,240円 | 220円 | 1,175円 |
| 馬連 | 9,660円 | 390円 | 2,878円 |
| ワイド | 18,280円 | 170円 | 1,810円 |
| 馬単 | 13,560円 | 850円 | 4,131円 |
| 3連複 | 102,180円 | 350円 | 16,727円 |
| 3連単 | 397,100円 | 2,040円 | 66,372円 |
































