なんですぐにひーくんのところに行かなかったんだろう。
友だちとの遊びを断ってでも行けばよかった。
今更、後悔したって遅いのに。
だけど、正直な話しをしてしまえば、彼が死ぬなんて思ってもみなかった。
彼の苦しみを理解してるフリをして、本当は何もわかってなかったんだ。
「ひーくんは死なない。」
そんな変な自分勝手な思いが、心のどこかにあったんだ。
「苦しいよ。」ともがいていた貴方を
「死なない。」と変な思い込みで
見て見ないフリをしていたんだ。きっと。
電話がきた後はいつものようにメールしてた。
返信だってすぐにではないけれど、ちゃんと届いてた。
夜中。
深夜。
彼からたった一言
【おやすみ】
と、メールが届いていた。
あたしはそのメールに返信をしていない。
このメールが
貴方がくれた最後のメールになった。
もう二度と、貴方からのメールは届かない。
