こんばんは、なすびです
ここ最近は先日入荷した本の
検品やクリーニング、修理をしています。
その本の元の持ち主は
少し前に亡くなられたため
その方の娘さんが
私たちにその本を売ってくれました。
全部で200冊を超える本は
どれもとても状態が良いのですが
ほのかに使用感が漂っていて
大事に読んでいたことがうかがえます。
というのも
私たちが扱う本は
デザインや装飾が凝っているため
読むよりも飾る目的で集める
コレクターさんも多く
一度も読まれずに
私たちの手にわたってくることも多いです。
そういった未読、未開封の本は
販売する側としては
価値が高くなるためありがたいです。
でも、本好きの私としては
そうやって読まれなかった本たちは
何だか寂しそうに見えるのです
なので、今回仕入れた本は
検査や手入れに少し時間はかかるし
価値も幾分下がりますが
本たちがとても幸せそうにみえて
触ってて嬉しくなります
その仕入先はオフィスから車で
約1.5時間のところにあるため
郵送ではなく
オーナーが引き取りに行きました。
オーナーが本を車に積み始めたとき
娘さんが泣き始めたそうで
可哀そうに思ったオーナーは
思い出にと
数冊娘さんの手元に残したとのこと。
そんな思い出の詰まった本たちが
次の居場所でも可愛がってもらえるよう
祈りながら作業をしています。
ラッキーなことに
そのうち一冊は我が家に来ました
その本は状態は申し分ないものの
流通しすぎて市場価値がとても低いため
売りにくかった一冊。
それが
Edward Learさんの
Complete Nonsense
彼自身の挿絵も盛りだくさんで
とってもかわいい
分類は児童書ですが
大人でも楽しめる本のようなので
ベッドタイムにでも
ゆっくり読みたいと思います