今日は裁判所からの、13時30分定刻通り火葬場にご遺族をお送りして、ちょっと現場を見に行く。
…つもりが、途中で電話がなる。
ご遺族様
はあ?
そんなの、あり?
でも、現場でお客様にご挨拶したいし、すぐ近所まで来ちゃってるし…。
自分の予定を強行。
火葬場に向かう途中でまた電話が。
おばちゃん
「早く来なさいよっ!
あんたの持ってる着物待ちなのよっ!
あんた待ちなのっ!」
…だって、集合14時って言ってたべ…?
まだ10分ありますが…?
ご一緒にお焚き上げする予定のお着物を私がお渡ししなかったからね。
急いで会場に向い、到着14時ジャスト。
えー?
きっちり予定通り動いてますが、私…?
そこから、そそくさとお着物掛けて、すぐに炉にお入りになられる。
え…?
…ここって、こんなテキパキするシーンだったっけ?
…もうちっと、しんみりとか粛々とかしないんだっけ?
待っている間、あまりよく知らないおばさま達の間でいたたまれない私。
人見知りだから。
お骨を拾い、つつがなく終了。
お送りする車の中で、ご遺族様。
「なんか、華美じゃない斎場だったね?」
あ、公共の火葬場ですから、どんな宗教の方でもご供養できるようにじゃないですか?
とありきたりなことを言ってみる。
そして、
入炉って遅くなることがあっても、早くなることなんてあるんですね?
ときいてみる。
「多分、うちともう一組しかいなかったから、ぱっぱっと終わらせたかったんじゃないの?(笑)」
…ええーっ?
「でもね、確認するのにメモ見たら、遺族の集合13時半、集合14時ってやっぱり書いてあるんだよ?
『着物入れたいからもう少し待ってください。』って言ったら、かかりの人はつんつんしてたね。」
いやーん。
ロイヤルリゾート那須はおもてなしのまちなはず!
人生の最後の最後に急かすなんて、そんな冷たいことするわけないじゃん!
と思いたいけど、ご遺族がそう感じてしまうなら、それが事実。
確か火葬場は民間に委託しているはず。
でもさー、ここの火葬場は公共の施設なんだよね?
おもてなしの心、忘れちゃいけなくね?
私も気をつけよう。
さー、もてなすよー。
その前に、頂いたチョコレート食べよう。
東京土産は資生堂パーラーでした。
ごちそうさまでーす。
