回想
父との同居(独居の限界)

12月に入り母の四十九日を終え、父の本当の独居生活が始まった。
食材に変化が起きた。
大好きなサンマは消え、冷凍塩サンマを買うようになる。
生サンマ一匹分で5匹くらい買えたので、冷凍庫は塩さんまで埋め尽くされた。
冬を塩さんまのみで乗り切るつもりだったと思えるほど。
年末年始は、私達夫婦が長く滞在したので栄養管理は若干改善した。
1月末、妻の妹が帰省していた際、すでに全身が浮腫んできており心不全状態だった。
特に大事な袋が置きものの狸よろしく、かぼちゃ大になっていたとのこと。
即入院し、結果的にはそれが自宅での生活のピリオドとなった。