従兄弟が最近、家を買った。

さらに、朝顔栽培も始めたらしい。

朝顔っていっても、小学生が夏休みの宿題で枯らすようなのではない。
葉が縮れてたり、花が細かったり、奇形の朝顔である。


奇形というと言葉が悪いが、江戸時代なんかはかなり流行っていたらしく、積極的な品種改良も行われていたらしい。

日本人は優れてるなんていわないが、メンデルの法則が渡来する前に、ある程度遺伝に関する知識は実践を通して会得していたらしい。

趣味に打ち込むだけの余裕が、都市の人々にはあったのかもしれない。


話は脱線したが、変わった形の朝顔は種ができないものも多いらしい。
倍数体なのか遺伝子の変異なのか、原理は知らない。


うまく飼えば長生きするかもしれないが、素人はすぐに枯らす。

しかし、下手の横好きって言葉もあるくらいで、枯らす奴ほどこりずにまた買う。

万が一うまくいっても種はとれない。

品種もたくさんあり、集める楽しさもある。


朝顔売りはいい商売なのかもしれない。