霧の中、アスピーテラインを八幡平へ向けてノロノロと登ります。霧が深すぎます。
秘湯を守る会のお宿でもある「ふけの湯」さん。
古い小学校の校舎みたいな建物がものすごく素敵です。

「期日を書いてませんよね、もちろん良いですよ。」と言ってくださり、笑顔とありがたいお言葉に感謝。
重ね重ね、本当にありがとうございます。
なので、少しお土産を買いました。
あと、撮影は遠慮しましたが、素晴らしい御神体が祀られていました。
巨大です。何かは想像にお任せして深掘りいたしません。
ちなみに、宿泊したお宿にもありました。

食堂です。日帰り入浴の時間が残り30分。浴場が多く、離れているので、何度も着脱が必須です。

酸性泉という表記は、どこのことなのか、これがよくわからかったです。
ちゃんとした分析書は、「内湯と露天風呂」「野天風呂」の2種貼り出してあります。

廊下の突き当たりに男性内湯。その右隣が女性内湯と露天風呂。写真では見切れていますぎ、女湯の暖簾のさらに右隣に男性露天風呂。屋外に、男女の野天風呂と混浴野天風呂というラインナップ。
この時点で14時35分。日帰り入浴は15時まで。

野天風呂は別源泉。硫黄泉という記載。すぐ近くなのに泉質が違うのがとても興味深いです。

野天風呂
泉温:86.2℃
pH:4.6
成分総計:539mg/kg
泉質:単純硫黄温泉(硫化水素型)(弱酸性・低調性・高温泉)
まずは露天風呂を覗くと脱衣場で着衣中のおじさん多数。
露天風呂で無人の大チャンス。一部だけ屋根付きの露天風呂。

オーバーフローがないように見えるのは、この直前、クラブツーリズムの団体のおじいさんグループが一気に上がっていかれたからだと思います。

投入量はチョロチョロですが、高温なので湯量で温度を調整しているのかもしれないですね。
けっこうぬるめ。激しく降った時間帯もありましたし、朝からずっと雨で加水されていた影響もありそうです。

そして、内湯へ。こちらもクラブツーリズムのおじさんたちが大勢いらっしゃるなかの入浴でしたが、先に上がって行かれてラッキーです。
もう、日帰り入浴時間の終了寸前のクローズアタックの時間帯なので、後客は来られないと見込んで、少し粘ります。
案の定、貸し切り状態になったので、バシャバシャ撮影しました(笑)

高い天井に梁があり、オレンジ色の灯りが素敵です。

湯口はひとつ。

上の写真の手前と右側には腰掛けられる段が付けてありました。居心地が良いですね。

鉄の味と酸味があり、卵の匂いがしました。露天風呂よりも少し熱いですが、42度くらいの適温。あらかじめ加水されているそうです。
上の写真の左手の管から排湯されていつつ、湯船に人が入ると縁からもオーバーフローしていました。
なお温度調整のため、お湯は加水されているそうです。
底に灰色の湯の華が沈殿しているのですが、これを撹拌して湯の華が舞い上がらせるのが楽しいです。って灰白色に強く濁ります。
お湯にツルツル感とキシキシ感が混じっています。
良いお湯ですねー。来て良かったです。

木を使っている浴場は良いですねー。
洗い場にカランはなく、流れているお湯を使う方式。
内湯も露天風呂も良かったですが、野天風呂もあるので、服の着脱がいそがしいです。
長年、修業?しているので、高速着脱を駆使。遠い混浴野天風呂は諦めて、男性用野天風呂だけでもなんとか入れました。

小雨のなか、しかも日帰り入浴終了数分前に、駆け込み入浴(笑)

こちらのほうが、明らかに硫黄の匂いが濃いです。
そして、小雨が降っており霧が出てはいますが、ものすごく開放感のあるところでの全裸入浴は最高です。

とても長い樋があるのは、高温の源泉を適温に下げていく工夫でしょうかね。
この奥に混浴野天風呂があるのですが、おそらくフライングでチェックインしたカップルさんが混浴露天風呂での独占狙いで行かれるのが見えましたし、もう日帰り入浴終了寸前なので、ここでタイムアップ。
ふけの湯さんの公式サイトで確認すると、混浴野天風呂がものすごく魅力的です。
以下の写真。素晴らしいですね。



宿泊したら、独占狙いができそうですし、日帰り入浴でも、終了寸前まで混浴野天風呂で粘るのが正解かもしれないです。
いずれにしても、また行きたい温泉です。