甘利山から下山したら、入りたいのは温泉です。
韮崎旭温泉か玉川温泉かで迷いました。宿へのチェックイン、夕食と温泉の時間を考えると、立ち寄れるのはひとつ。
迷いました。こういう取捨選択って、悩ましいですよね。
かなり前から入りたい入りたいと思い焦がれていた玉川温泉へ。玉川温泉といっても、秋田県の有名温泉ではありません。
山梨県の田園風景の中にある玉川温泉は温泉銭湯です。
玉川というのはここの地名です。
シンプルな建物。お店の前と向かいにある駐車場には、合計6台も停まっていたので、もしかしたら混雑しているのでしょうか。
入口で女将さんらしき年配女性とお話しました。
この日は雲に隠れてましたが、玄関の正面に富士山が見えるので、毎朝、富士山に向かって拝んでいるらしいです。
いいなあ。
「うちは、なんにもしてない湧いたまんまですから。」
と胸を張る玉川温泉の入浴料は500円。山梨県の銭湯料金は500円なんですね。
お支払いして脱衣室に向かう間に1人が出て、残り1人の状況。
いけるかも?何が(笑)
脱衣室にある分析書を撮影。
ぬるめですね。加温加水していないと表記されています。
浴室におられる先客さんは奥の広い浴槽に陣取っておられるので、窓越しに手前の浴槽を撮影。床のヒタヒタ具合にテンションが上がります。
こういうヒタヒタ具合を見ると撮影したくなりますよね。ちなみに、どこにも撮影禁止の表記はありませんでした。
温泉の成分でしっかり染まる床にドバドバのオーバーフローが素晴らしいです。
とりあえず、濁って見える浴槽に入りました。温度計で40度くらい。隣のぬるめのメイン浴槽に手を入れるとぬるく感じるくらいの温度差があり、かなり白濁していて、別源泉?加温?等と思いますが、同じ源泉です。
女将さんに後で確認したところ、ジャグジーのように浴槽内に源泉を投入していて濁っているとのことで、どちらの浴槽も加水も加温もない正真正銘の源泉かけ流しとのことでした。
温度差があるのは、浴槽のサイズと投入量でそうなるんでしょうね。
そうこうしているうちに、私にチャンスが訪れました。先客さんが出られたのです!わーいわーい。
ただ、後客さんが既に脱衣中なので、バシャバシャと撮影してから、湯口付近に陣取りました。
湯口付近に鼻を近づけると、なんと炭酸っぽい風味が感じられます。これは意外ですし、めちゃくちゃ嬉しいです。
味はかすかに甘い感じでしょうか。匂いは鉄っぽい匂いがわずかにしています。
味や匂いよりも、びっしりと付く小さな気泡、ツルツル感が素晴らしいです。湯口ジジイになったらアカンと思いつつ、後客さんが洗髪、洗身をする間、湯口にロックオンでした。
こちらの濁っている浴槽もジャグジーのように投入されているから泡付きが素晴らしいですし、熱いとまではいかない絶妙な温度が気持ち良かったです。
でも、やっぱりこのドバドバ投入、ヒタヒタの床が最高です。
長い間、誰もいなかったら、床に寝転んでみたかったです。
一瞬ですが、独泉できた幸運に感謝しています。
あっ、ここのカランから源泉が出たのかを確認し忘れてました。嬉しくて興奮すると、写真がブレたり、カランを確認し忘れてしまったり、やらかしてしまいがちです。
でも、ものすごく気持ち良かったから大満足しました。
また山梨県方面へ行ったら、玉川温泉へ行きたいです。