湯の児温泉中村温泉から、2時間半以上かかり、大分県の長湯温泉に到着。
 移動距離が長いのは、予約が難航しまくったからと行きたい温泉があり過ぎるからですが、ここに泊まれば、七里田温泉館下湯も黒川温泉穴湯も近いから安心です。


 レストランも備えた日帰り入浴施設に素泊まり部屋がくっついているようなパターンで、現在は2食付きはやってないとのこと。

 素泊まりでレストランあり、私の好きなパターンです。


 食事も入浴も宿泊も入口は同じです。


 入ってすぐに靴を下駄箱へ入れ、スリッパに履き替えます。受付でチェックイン。大浴場のロッカーのカギを受け取りました。

 気になるお値段は、素泊まり7000円。お部屋や曜日によって違うみたいです。

 到着したのは夕方5時半。写真は翌朝に撮影。


 受付の隣には、少しだけのお土産スペース。ここには、あんまり欲しいものはなかったんですが、翌日、長湯温泉街で素晴らしいお店と出会えたので、買わなくて良かったです。


 ソフトドリンクの自販機。いつもスーパーで水を買って持ち込んでお湯を沸かしてお茶を水筒に入れるので、買いません。


 いったん外に出る形で渡り廊下を通って食事処と宿泊部屋のある棟へ。平屋に見えますが、階下(地下?あるいは1階に見える階が2階?)があります。


 階下には数部屋あり、露天風呂付き客室もあるみたいですが、お湯が低温過ぎて露天風呂付き客室はお休みらしいです。


 大広間も未使用でした。2食付きの宿泊があった頃は、ここが食堂だったのでしょうか。


 下の写真はお部屋前の廊下から撮影。
 正面が食事処。左手が受付や温泉棟へ通じる渡り廊下。
 そして、背後にも客室があり、私は「松」の部屋。


 松竹梅だと、松はいちばん良いはずですが、この松の部屋は、いちばん狭い6畳。不思議です(笑)
 縁側みたいな空間がなく、スリッパを脱いだところが洗面所ですぐにお部屋という構造なので、全体像の撮影がしづらいです。
 要するにめっちゃ狭い!


 でも、狭いのは気になりませんし、必要なものは全て揃っています。布団もあらかじめ敷いてくれていました。
 布団があらかじめ敷いてくれてあるお宿に泊まるのは、かなり久々です。昨年6月の島根県の泉弘坊温泉以来です。


 水筒にお茶を満タンにしたいので、湯沸かし器があるのがめちゃくちゃ嬉しいです。
 サイズを比較したらわかりますが、テレビは小さいです。配置も窮屈。


 スリッパを脱いだらすぐ洗面所。ドライヤーがあります。下に冷蔵庫。
 スリッパ履き部分の扉がトイレ。お部屋にトイレがあるのが嬉しいです。お部屋にトイレがあるお宿に泊まるのも久々です。昨年6月の愛媛県のシーパまこと以来です。


 トイレはありがたいです。


 しかも、温水洗浄便座です。


 大谷さんのニュース。この通訳さん、負け過ぎ。


 ずっと雨。外に出てここ以外の温泉にも行こうかと思ってましたが、雨なので出るのがめんどくさくなりました。


 宮崎県から鹿児島県、熊本県、そして大分県まで来たので、ランチは運転しながらのかるかん饅頭のみ。 
 めちゃくちゃ空腹なので、6時前に食事処へ。


 以下の食事処のメニューは、お部屋にも備えてありました。これは便利です。
 お部屋で予習してから行きました。


 うなぎがあるのはせりかわ御膳。




 大分県名物は食べたいです。


 王将みたいに、単品のハーフサイズがあるのは嬉しいです。




 名物取り合わせ御膳かせり川御膳で迷いました。


 1番人気の名物取り合わせ御膳に決定。エノハ(ヤマメ)は、塩焼きかから揚げかの選択ができますが、骨まで食べられるから揚げにしました。


 カリッと揚げたて。これなら、歯に自信のない私でも食べられるのが嬉しいです。


 藻塩がつけてありますが、から揚げ自体に塩味がしっかりあって、めちゃくちゃ美味しいです。
 カリッとしっかり揚げてあるから、骨もバリバリ食べられます。身はふっくらで、めちゃくちゃ美味しいです。やっぱりから揚げにして良かったです。歯に自信のない人はから揚げがオススメです。


 とり天が3つ。こちらも揚げたてで薄々の衣がサクサクです。だんご汁も、野菜たっぷりで具だくさんです。厚みのあるだんごも、モチモチ噛みごたえがあり、めちゃくちゃ美味しかったです。


 大分県名物のとり天、だんご汁を食べました。

 もう少し欲しいので、豚の味噌焼きのハーフサイズを追加。味噌漬けの美味しい豚バラが5枚。
 これ、頼んでほんまに良かったです。


 〆にご飯の上に乗せた豚バラ肉、めちゃくちゃ美味しかったです。ご飯のベストパートナー(笑)
 追加して良かったです。主役級に美味しかったです。


 めちゃくちゃ美味しかったです。ごちそうさまでした。

 お部屋の中にある冊子の中に温泉の説明があります。
 大きな特徴は、「底入れ底出し」です。


 貸し切り風呂は、宿泊者特典で半額の1000円らしいです。「空いていたらいつでも無料」がベストですが、やっぱり入ってみたいです。


 ということで、貸し切り風呂へ。
 チェックイン時に、8時に予約しておきました。


 2つの貸し切り風呂があり、私はもみじ。


 実は、保温のためのカバーが着せてありました。それを剥がしてから撮影したのですが、どうやら、カバーに膜のようなモノがへばりついていて、カバーを剥がす時に一緒にめくれてしまいました。
 めちゃくちゃ残念です。よしのやさんのブログで拝見してから、流氷のガリンコ号みたいに膜をバリバリ割りたいと思っていたのに。冬以外、暖かい季節に行くべきですね。


 底入れ底出しなので、オーバーフローはありません。
 浴槽の底から源泉を投入し、排湯も浴槽の底から行っているみたいで、浴槽内の底に注入口がありました。排湯の場所は特定できませんでしたが、どこかにあったのでしょうね。
 珍しい方法ですが、空気に触れないから温度も保ちやすそうです。
 ただ、この貸し切り風呂は、半露天風呂なので、保温カバーが必要なんでしょうね。

 



 大浴場のアメニティは、リンスインシャンプーとボディーソープだけなので、貸し切り風呂にシャンプー、リンスが別々にあるのは利点ですね。


 底入れ底出しなので、湯口が底にあるから、新鮮なお湯を味わいたい場合、底にある湯口になるべく近いところで味わうしかありません。
 その場合、大浴場だと、オッサンエキス「私もオッサンですけど」が入っているから抵抗がありますが、貸し切り風呂だと、抵抗感が減ります。
 鉄の匂い、鉄っぽい味、炭酸らしき甘みと苦みもかすかにある複雑な味です。ツルスベ感はありません。
 そして、めちゃくちゃぬるめ!温度は36度ちょっとの体温レベル。これは、保温シートが必要ですね。
 ちなみに、露天風呂付き客室の露天風呂はお休み、大浴場の露天風呂もお休みだったので、この貸し切り風呂もギリギリの温度での営業だったと想像します。私はぬるめ好きだから良いですが、そうではない人には残念かもしれないです。
 ということで、モトを取るかのように、約50分たっぷり浸かりました(笑)








 日曜日だからか、大浴場が混雑していたので、人が少なくなるギリギリのクローズアタックをしました。若者3人連れがぬるめだからか、ずっとしゃべってなかなか出ないですが、こちらも粘りました(笑)
 脱衣室にはドライヤーも完備。


 チェックインの際にもらったロッカーのカギを使います。


 源泉の温度はまずまずありますが、この日は雨で寒かったので、温度が下がるんでしょうね。


 大浴場は内湯のみの営業。露天風呂はお休みで、扉から外へは出られなくなっていました。
 夜の写真と翌朝の写真が混じっています。


 床が析出物でコテコテなのが嬉しいです。底入れ底出しなので、オーバーフローはありませんが、人の出入りで滴る源泉で千枚田模様ができたんでしょうね。


 内湯であることと底入れ底出しの成果なのか、貸し切り風呂と同じ源泉なのに、温度が38度くらいでした。投入口付近だともう少し温度があり、じゅうぶん温まりました。


 細かい浮遊物は、朝の膜の残骸だと思われます。そう、オープンアタックするはずが、既にフライング気味にオープンアタックしていた温泉好きっぽいおじさんが割ったと思われます。


 浴槽の縁に析出物が盛り盛りで、オーバーハングした岩場みたいになっています。温度計が完全に隠れるほどではありません(笑)


 床のこういう模様が嬉しいです。島根県ののみ不可の湯抱温泉へ行ってみたいです。


 このかじか庵は、2食付きはやめておられますが、朝食付きプランがあるからか、朝食付きの方が多く、朝食の時間帯にのんびり貸し切り状態で入浴できて良かったです。

 大満足してから、お部屋で朝食。前日の湯の児温泉中村温泉からの移動中に買った熊本県名物のいきなりだんご。
 いきなりだんごが朝食というのは2日連続。どんだけ好きやねん(笑)


 この日は、黒糖、さくら、ノーマルの3種盛り。モチモチの皮、あま~いあんこ、さつまいもの組み合わせが素晴らしいです。めちゃくちゃ美味しかったです。

 9時過ぎにチェックアウトして、長湯温泉街を少しうろうろしました。