黒川温泉へやってきました。外国人観光客の多さにびっくりしましたが、温泉街の観光案内所の近くの駐車場に停められて良かったです。
 目的地の黒川温泉観光案内所べっちん館。


 穴湯が水害で被災した後の建て替えのためのクラウドファンディングで3000円を寄付したリターン品をいただきました。
 2年半ごしなので、「かなり久しぶりなので、少しお時間を下さい」と言われ、なにやらごそごそと探しておられました。


 同じく、クラウドファンディングをされたやっちゃんさんによると、くまモン無しの絵柄もあるみたいです。
 私は、くまモンファンクラブ(無料)に入っているくらいのくまモンファンなので、くまモンがいてくれて嬉しいです。


 穴湯に一生無料で入浴できるほか、裏にシールが3枚あります。
 この日付から半年間に、3か所のお宿で日帰り入浴ができるんです。


 観光案内所の建物の屋根の下にかわいいねこがいました。


 観光案内所から坂を下り、川沿いまで行くと、穴湯があります。
 ここ、ちょっと珍しい造りなんです。下の写真は女湯です。たいてい、男女の浴室は隣同士に並んでいることが多いように思いますが、男湯は隣にはありません。


 女湯の横の階段を登って、湯小屋の側面やや上を歩いてから反対側にある階段を降りたら男湯です。
 この珍しい造りは、ここがもともと混浴だったことや地形のせいでこうなったのかもしれないですね。
 もともと混浴の内湯1つの造りだったらしいのですが、川と斜面の間のわずかな平地しかないので、男女別々の浴場を隣り合わせには造れなかったのでしょうかね。


 おそらく今は空いているはずだと観光案内所の方に聞きましたが、無人です。貸し切り状態です。わーいわーい。
 今回は、貸し切り運があります。招福の湯の開運効果でしょうか。ありがとうございます。


 営業時間の長さが共同湯らしくて良いですね。


 シンプルに棚のみですが、誰もいないので、安心です。


 穴湯の名前にふさわしく、少し薄暗く、穴の中に居るような雰囲気で、とても居心地が良いです。


 浴槽とご対面。見た目で、どこからお湯が投入されているのかがわからないですが、浴槽内の向かって右奥の端っこの底の辺りに穴があり、投入されています。


 ホースは加水用兼お掃除用でしょうね。観光案内所の方からは、熱いので埋めて下さいねと言われましたが、なるべくなら加水無しで入りたいです。


 この小窓の向こうが脱衣所の奥側ですが、なんのためにあるのかが不思議な窓です。


 見上げると、天井に湯気抜きのあるいかにも湯小屋らしい造りです。この雰囲気が大好きです。


 お湯はほぼ無色透明に見えます。湯口が浴槽内にあるので、味見は可能な限り、湯口に近いところで味見しました。


 かすかに硫黄の味、タマゴの匂いもして、ツルスベ感もあって、これはめちゃくちゃ良いお湯です。
 やっちゃんさんによると、濁っていた時もあるみたいですね。


 温度も、観光案内所の方からは熱い時は46度とも言われていたのですが、42度台で、適温です。


 わざと浴槽内に湯口を作っているのは、底から湧くような体感ができるようにしてあるんですね。


 謎の小窓は、水道の蛇口を触るための小窓だったんですね。脱衣所から操作する場面があるのでしょうか。


 もともと、湯巡りは大ざっぱな計画しかしていませんでしたが、黒川温泉の湯巡りシールで温泉に入ってから、はげの湯温泉には必ず行こうと思っていたんです。でも、もう午後2時を過ぎていて、レンタカーの返却時間のことを考えるとあと1湯かな?
 ということで、黒川温泉の旅館の立ち寄り湯は諦めて、そのぶん、この穴湯が貸し切り状態だった幸運に感謝して、のんびりしました。


 穴湯は、むき出しの岩が洞窟っぽい雰囲気もあり、胎内っぽいからか、めちゃくちゃ居心地が良かったです。

 一生無料というとてもありがたみのある特典をいただき、旅館の立ち寄り湯も3か所無料なので、また行きたいと思います。